イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

成長のしかたは人それぞれ

今朝、珍しくチビ太が「野球行かない」とごねて泣きました。

それで、娘とちゅーたんは遅れるといけないので先に送っていってしまい、

家に戻るとストーブの前でチビ太はちんまり。

なんで行きたくないのか聞いたら、

「背番号、今度は一桁がもらえると思ったのに」ということでした。

ははあ、なるほど〜〜

いや、実際にはまだ新背番号はもらってないのです。2月にもらえることになっています。

朝、ちゅーたんとその話をしていたんですよね。

それで、チビ太はその話がひっかかって泣いたみたいです。

 

イーグルスの背番号というのはルールがあり、

6年生のみが希望ナンバー

あと、キャプテンは必ず10番(これは学童野球ではたぶん全国共通)

5年以下は、学年順かつ入団順です。

そうなると、2年生のチビ太はうしろのほうになるわけで当然二桁・・・

 

ストーブの前でまだ泣いてるチビ太に声をかけ、

あったかいミルクティーをいれてやり、

話を聞いてやることにしました。

よく考えたら、先週も先々週も私はスクーリングで忙しく、

そのあいだはチビ太もかなり頑張って練習に行っていたわけで、

チビ太なりに母ちゃんに協力して精一杯やってくれていたんだものなーと。

(当たり前だけど、話を聞くって自分に余裕がないとできないですよね〜)

 

「それで、チビ太は背番号は何番が欲しいって思って泣いてるの?」

とたずねたら

「6番」

ですって!!!

おい!!!それって1番の次に花形じゃねえかよ!!(笑)

なんで2年生が6番なんだよって、母ちゃんだってツッコむわ。

野球はポジションが番号で表記されたりするんですけれど、

6っていうのはショート(遊撃手)で、内野手では最も上手い人がやるポジション・・・

そりゃ、6年生まで待つしかないわ。

 

なんかね、でもそうやって、自分で努力して「ここやりたい!!」って思える、

そういう向上心というか、野球への気持ちというか、

そういうのが見えてきたこと自体が成長なのかなーとも感じました。

前は、どこでも出られりゃ嬉しい、みたいな感じだったけど、

内野手がいい!!!」って、それって野球わかってきてる証拠だよな、とも。

 

チビ太はそのあとも、色々と普段思っている不満や愚痴があったようで、

あついミルクティーをスプーンですくってふうふうしながら、

しくしく泣きつつ、自分の気持ちをたくさん話してくれました。

ちゅーたんが、自分の友達が来ているときにチビ太をみそっかすにして遊んでくれないとか、

サッカーやるとキーパーばっかりで面白くないとか、

学校でこんなことがあっていやだったとか、

野球でもあいつがこんなこと言って腹がたった、とか、

なーんかほんとに色々、泣きながら愚痴ってました。

そうだよなあ、小さくても愚痴はあるよなあ〜〜本人は真剣に日々暮らしてるんだもんなあ、と妙に納得。

大人からしたら取るに足らない不満の数々ではあるけれども、

本人にしたら大問題なわけで。悩みってそういうもんですよね。

大人だって、他人から見ればたいしたことないことでもくよくよ悩んだりしますからねぇ。

 

共感したりツッコんだりしながら30分ほど隣に座っていた母ちゃん。

話すだけ話してスッキリしたチビ太は、冷めてきたミルクティーをすっかり飲み切ると、

「自分で歩いて野球行くわ」と。

車で送っていくことも考えましたが、

歩いているあいだに、頭が冷えるのも自分でよくわかっているようなので、歩かせることにしました。

玄関で、野球のかばんを背負いながら「いってきます。お昼のお弁当お願いします」

と大きい声で言えたチビ太に、なんか成長を感じました。

子どもって、必要なときにちゃんと聞いてあげるだけで、あとは自分の力でなんとかするんだな、としみじみ。

6年生になった頃には、どんな子になっているでしょうか。