イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

「待つ」って大切

うちのチビ太さん、

ほんとーに、四方八方に迷惑ばっかりかけて頭を悩ます時期が長かったけれど、

ようやっとまともに野球の練習に参加できるようになってきました。

練習ではちびっ子グループのキャプテンやって大張り切り。

「声が大きいからキャプテンはチビ太ね」と指名してくれた低学年コーチの計らいに頭が下がるばかり。

これまで、やらされてやる(もしくはやらない)場面が多かったようですが、

今ではいろいろと率先して自分でやっているようです。

意志って大事なのね。

内側から出る気持ちが、自分自身を動かすのね。

 

そんでチビ太、

昨日の4年以下試合ではスタメンこそ外れたものの、

大好きな低学年担当Sコーチの隣にずっと座り、

「ねえ、いつ出られる? いつ出してくれる??」

と可愛くアピールし続けたみたいで(笑)

そして中盤で出してもらい、

満塁の場面で走者一掃の三塁打放ち一躍ヒーローに。

(友人AKANEが撮ってくれた。ありがたい!)

 

帰ってきてチビ太一言。

「おれね、今日が今まででいちばん、野球楽しかった日!!!」

 

 

この子のやる気スイッチはどこにあるのかな、

この子の地雷はどこなのかな、

母ちゃんはあの手この手で暗中模索、途方に暮れる日々だったけど、

なんか、いちばんの策は

「待つこと」だったのかなって。

受け止めて待つ、

これって大人には一番むずかしいことなのだけど、

振り返ってみれば、「やらないんならやめちまえ」

と捨て鉢なことを周囲の大人が言わずに寄り添ってくれた結果なのかな、と。

大泣きして大爆発してるチビ太を見守ってくれたチームのみなさんに頭が下がるばかり。

 

今朝は、雨で練習が休みだと思ったらけっこうな雨なのに練習あるってんでテンション下がりまくり、

「おれは今日は行かない!!!」

と高らかに宣言していて、

まあいいや、と思って放っておいたんですけど、

兄が行ってしまったあと30分遅れで

「やっぱり行きたくなっちゃった」と着替えだしました。

「母ちゃんは運転できないでしょ?おれ、歩いていくから」

と、支度して、傘さして歩いて行きました。根性あるよね。

「信号機のないところでは渡っちゃだめなんだよね?」

と行く前に自分で確認してました。

 

***

「早く成長してほしい」

「人並みであってほしい」

「人様に迷惑をかけないでほしい」

普通の親の願いのすべてを無視しながら自力で育つチビ太さん(笑)

だからもう母ちゃん、普通の親の願いなんて思わない人になっちゃったよー。

『自分のことは自分で決める 自分のことは自分でやる』

彼からは生きてくってことの本質を教えてもらってる気がします。