イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

長男の友達

部活のない日、長男が友達と一緒に帰ってきて

「おかあ、こいつ家の鍵忘れて家に入れないんだって。

 しばらくウチにいてもいいよね?」

はい、もちろんどうぞ〜〜。

 

180cmもある長身の友達は、申し訳無さそうに身をかがめながら

「昨日、塾に行ったリュックの中に鍵を入れちゃってて、リュックは家の中なんですよ」

とな。あらまあそりゃ災難だね。

 

前日に長男のメガネが半壊しメガネ屋に行くことになっていたので、

お友達も連れて行くことに。

中学生男子って、まだまだ犬のじゃれ合いみたいなのね。

「おまえ、こっちのほうが似合うよ」

とか

「やべー、これ変!!理科室の防護メガネじゃん?はははは!!」

なんつって楽しそう。

考えてみれば前回のメガネ選びは、仕上がってから不満たらたらだった長男。

しかもかなり優柔不断でなかなか決められない・・・

が、今回は友達の力が大きかった。

「ぜったいこっちだよ」と友達がアドバイスすれば、

「ああ、そうかな?」と素直な長男。

いつもは30分くらい悩んでも決められないパターンですが今回は、

「これにする」とわりと即決。

おお、よかったよかった。

母ちゃんが「こっちのほうが似合うよ」と言ったって聞きゃしないけど、

やっぱり同年代の友達の意見ってのは大きいよね。

 

メガネの仕上がりを待っている30分、

「おれたち、TSUTAYAに行ってるね!」

と、敷地内のTSUTAYAに行った2人。

180cmと168cmが並んで駆けて行きます。

2人ともでかいけど・・・やっぱ犬みたい(笑)

 

無事にメガネが出来上がったあと、

家に着くまで車の中でお友達は私にも話しかけてくれ、

小さい頃に住んでた場所の話とか、

両親のこととか、なんか色々話してくれました。

中学生男子ってもっと話してくれないのかな?とか思ってたけど人懐っこい子で良かったわ。

うちの長男も、もしかしたら家以外の場所ではこうやってよその大人ともちゃんと話しているのかなー?とも思ったり。

家では最近、うんとかすんとかしか言わないけどねー。

 

家に帰ってきて居間に入ったら、

暑かった日だったので弟二人がお風呂上がりでパンツ一丁で遊んでいて

「おまえら、シャツ着ろよ!!」と・・・(笑)

お友達は2人兄弟の下で4人家族とのことで、

「玄関の靴の数がすげー」と驚いていたそうな。

家のなかにちっちゃい弟が2人いて、

妹もあっちのほうで漢字ドリルやっていて・・・

と全員が居間にいるんですから、

なんか人口密度すごい印象だろうね。

でも、そんな雑多なわが家の居心地は悪くなかったらしく、

夜7時過ぎまでうちにいて

「多分もう、家に入れると思う」

と言って帰っていきました。

 

テニス部の友達とはまた違う子が来ると、

長男のちょっと違う面も見られてなんか面白かったです。

(テニス部は圧倒的に小学校からの友達ばっかりなので変わらぬファミリー感)

中学生にもなると、親の知らないことのほうが格段に増えるけど、

こうやって

「うちの親なら、うちに居ていいよって言うはずだから」

って言って友達を連れて帰ってくる長男の様子は小学校時代から変わらないな、

と思わされたのでした。