チビ太、実はGW直前に再びの脱走事件。
退勤15分前に学校から電話で呼び出しの母ちゃん。
おーい、またかい。。。
どうやら、先生からのキツイ注意を受け入れられず大暴れし、
身体拘束されたので本能的な抵抗でさらに大暴れ、
夢中でそれに対応していた先生と最終的にはプロレスになってしまい、
脱兎のごとく逃げ出して来たとのこと。
両者一歩も引けなくて大変だったらしいです。。。
チビ太は心が折れてしまいもう二度と学校行かない宣言。
まあ、GWだけどさ。
放課後に学校に出向くことになり先生ともよく話し合ったのですが、
先生も、今回はやりすぎてしまったとのことで非常に丁重に謝罪がありました。
チビ太にとってはなにが最善なのか、
みんなと同じようにやるのが目標設定ではないこと、
でも、その対応をしてもらうのにも当然限界があること、
新年度から介助員が付くはずになっていたけれどそれはどうなったのか、
などなど具体的に話はできたのですが、
結局介助員は市の予算の問題となり手不足の面で不成立だったとのことでした。
チビ太は、自分で決めたことならやれる子なのですが、
「やれ」と強制されたことは1ミリもやりたくないタイプ。
動機づけがはっきりしていないとやりません。
これは、学校の先生としては非常に扱いづらい子だろうと思います。
「これやりましょう」「なんでやらなきゃいけないの?」という永遠にまじわらない問答ですね。
チビ太にとって、机の上でやる勉強はまったく実生活を結びつく実感がなく、
ただの苦行でしかないのです。
ただしこれは先生から見たら「できるくせにやらない子」としか映らないのかもしれません。
学校がもっと楽しい場所だったらよかったのにな、
とポツリと家でもらしたチビ太に母ちゃんはちょっと胸が痛くなりました。
自我が異常に高いのと、感受性のセンサーの敏感さ。
チビ太の場合の学校不適合状態はこれに尽きると思います。
(まあ、うちの子(長男除く)は全員そうなんですけれど。)
チビ太さん、荒くれ者のようでいて非常に繊細な面あり。
泣いた赤鬼の昔話に心を痛め、
スーホの白い馬を読んで泣く子なんです。
チビ太のこの一面を想像してもらえないことが、チビ太の損なところ。
棒切れ振り回している普段の様子から、この面をちょっと連想できないのですよね、周囲の大人は。無理もないことなのですが。
母ちゃんは教頭先生から
「お力になれず申し訳ありません」と謝られ、
なんだか
「この子は手におえません」と言われた気がしてしまい、
先生と別れてから涙が出そうになりました。
なんか、スタメン落ちした選手の気持ちになってしまい・・・・
学校生活で、ベンチ入りすらできてないチビ太。。。
でもさ、学校生活が合わないってだけで、
ほんとはきみがいい子だって母ちゃんは知ってるよ。
「おかーさん、おれ生まれてきてよかった!
だって毎日遊べるし、楽しいじゃん」って言ってくれるチビ太。
7歳だもの、こんなんで十分じゃん?って母ちゃんは思っちゃう。
健康で、近所の人にも大きな声であいさつができて、友達ともケンカしない、
それだけで十分じゃん?って。
なぜか不思議なのですが、娘が2年生の時にやっぱり学校生活で荒れていたときに、
宮沢賢治の本をセットで買ったのですけれど、
チビ太はこれを思い出したらしく、読んで欲しいと私のところへ持ってきました。
心が落ち着くみたいです。
チビ太は、自分が生きてく世の中への信頼を獲得している最中。
まだまだ発展途上。そして伸びしろ無限大。
言葉にできない感情を自分の中で消化できるようになるためには、
まだまだ、長い時間がかかりそうです。そんなの、大人だって難しいときあるよね。
母ちゃんも、まだまだチビ太のもとで修行させていただきます。