イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

学校からお呼び出し@今度は小学校編

昨日は小学校から呼び出し。

「5時間目が終わったあとに、チビ太くんの隣にいたお友達が

 ”せんせー、チビ太くんが逃げました”とおしらせしてくれて・・・・」

で、校庭を逃げ回ってる、とな・・・。

時計を見ると、午後2時。

えーもう言ってる間にお帰りの時刻じゃん(笑)

しょうがないので迎えに行く。

 

校門へ入ろうとしたら、特別支援のT先生発見。

チビ太が学校外へ出ないように見張っていてくれたのでした〜。

「あのあたりに今、隠れてます」

とボソッとT先生。

張り込みの刑事みたいです(笑)

 

理由を聞いたらどうも、5時間目に人権集会という学校集会があって、

それに我慢して参加していたら、どうにも耐えられなくなって終了後に脱走したらしい。

おー、参加してたんかい。意外だな。

しかしまあ、人権集会が楽しいわけないよね。低学年には意味がわかんないだろうし。

「今週はほんとうによく頑張ったんですよ、チビ太くん。

 朝も通学班で来てましたし(いつもはギリギリで母ちゃんが引っ張っていく)、

 学校でもかんしゃく起こさず過ごせていたんです。

 頑張りすぎて糸が切れちゃったのかな・・・」

そうだったのか。今週はがんばってたんだな!!

 

チビ太に近づいていったら意外と逃げず、

私の顔を見たら

「時間がぜんぜん過ぎていかなくて、ほんとにほんとにやだったんだよぉぉぉぉ」

と泣き始めました。

「人権集会の時間が過ぎて行かなかったんだね?」とたずねなおすと、

うんうんとうなずいていました。

じっとしてられないチビ太にはさぞ苦痛だったのでしょう。

「参加したんなら偉かったじゃん、さあもう帰ろう。今週はよくがんばったって先生もほめてたよー」

と声をかけそのまま帰宅。

なんだかんだ言って、学校から家まで道路を歩くあいだに、

自分から手をつないできてくれるのがかわいい。

やっぱり一年生なんだなあ〜。去年までは保育園だったんだもんな。

帰りながらも、5時間目の苦痛を思い出して道路で盛大に泣くチビ太。

よほど嫌だったんでしょう。

言われてみれば大人だって、意味のない会議とか、全員がだんまりを決め込んでる役員決めとか、

ほんとに、「あーーーもうやだ!!」と叫びだしたくなるような場面ありますよね。

大人だからしょうがなく我慢してるけど、ほんとはやだ。時間ももったいない。

 

帰宅してもちょっと切り替えができずにいたチビ太でしたが、

かんしゃくを起こさなかった日に1個ずつ貯めるスタンプカードが数日前に満タンになっていたことを思い出し、

その満タンカードを利用してお菓子を買いに行くことにしました。

10個スタンプが貯まると、好きなお菓子を1個買えます。

車に乗って、お店につく頃にはようやく切り替えもでき、本人も

「あーー、やっと安心してきた」

と。

つまり、ほっとした、と言いたいんでしょう(笑)

”安心した”、か。

ニュアンスは合ってるな。

 

 

帰宅すると、チビ太が放り出してきた荷物を上のきょうだいたちが持ち帰ってきてくれていました。

ありがとう!

「やらされてやってることって、ほんとに、後ろから殴られてるみたいに痛いんだよね」

とちゅーたん。

え、そうなの?!

すると娘もすかさず

「ほんとに、やりたくないこと無理にやらされてるときって背中にビシビシって弾が命中しているような気がするもん。気のせいじゃなくほんとに痛いんだよ。

リコーダーだって、ほんとに音で頭痛いって言ってんのに、がんばりましょうねとか言って無理やりだし。あの尖った音がほんとに刺さるんだけどわかってもらえないんだよ」

と。

えー・・・・そうなのか。

うちの子たち、そんな思いして学校生活送っているんだな。。。

娘はつい先日、英語の授業の視察で偉い人たちが来たときに標的にされたらしく、

うしろからどんどん声をかけられ、やりたくないのに色々促され、もうほんとに我慢に我慢で(娘はふだんから英語の授業が苦手。)、

久しぶりに机の下に入りたくなったと話してくれました。

机の下って・・・・避難訓練かーい!(笑)

 

みんなと同じができない、というのは、

実は子どもにとってはほんとうに”痛い”んですね。

外側から見ている以上に苦しいんだと思います。

つい、標準スタイルを貫いてしまいたくなるのは大人の都合か。

親が理解して味方してやんなきゃ、この子たちの天才ぶりは守れないな〜・・・

とみょうに思った昨日の脱走でした。