イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

公衆電話

昨日午後、またまた友達とテニスに出かけていった長男。

午前中は練習試合で、午後は友達とコート借りて自主練。

ほんとよくやるわー。えらいじゃん。

 

夕方6時に自宅の電話が不意に鳴って、

ディスプレイを見たら「公衆電話」。

お!息子よ!!やっと家に連絡することを覚えたか!!

 

「あー、Kですけど、おかぁ? あのさ、テニス7時までやってっていい?」

「もちろんどうぞ〜」

「サンキューっす。」

 

やればできる!!

やっと学習したな。

 

帰宅した長男、開口一番

「テレホンカードってすごいのな!!」

ですって。

「あれ入れたら電話かけられんのね!!」

・・・うん(笑)

「永遠にかけられんの?!」

いや、それは違う(笑) カードの裏に50度数って書いてあるのは500円分使えるってこと。

「ああ!!そゆこと!! おれ、カード入れたら42って出て、なんだろこれ?って思ったんだよね」

42も残ってたのか。となると、家に遅くなりますって電話をかける分にはあと42回くらい使えると思うよ。

「え、すげくね?!!」

 

この会話が、昭和ならまだわかる。

携帯電話のなかったあの頃、公衆電話はちょっとしたライフラインでした。

10円入れる電話からテレホンカードになったときはみんな便利さに喜んだ。

スマホ全盛の令和にあってテレホンカードの便利さに驚くって(笑)

今どき、テレホンカード持ってる子なんて激レアだよ〜。

それで長男、電話かけなきゃ、と思って見渡したらいつも使っている総合体育館のテニスコートの事務所脇に公衆電話があったんだそうな。

「かけかた一瞬迷ったけど、すぐわかった。家の電話みたいにすりゃいいのかなって」

こういうところは賢い。

 

余談ですが先日、中学時代の恩師G先生の家に採れたての筍を届けに行った時、

春ですねえ、新学期ですねえ、なんつって話していたんですけど、先生が

「そういえばねえ、会社に新入社員が入ってきた教え子の話聞いたんだけど、

 今の20代の子は家に固定電話がなかった世代で、会社の電話がかけられないそうよ」

と。

えーー!そんなことあるんか・・・。

「”いい大学出てる子なんですけど、入社して一番最初に教えたのが電話のかけ方でした。すごい時代になりましたね”って教え子があきれていたわよ。」

・・・アルバイト先とかで、電話使ったりとかなかったんでしょうかねえ〜

「そうねえ・・・機会がないまま大人になっちゃったのかもしれないわねえ。

 そういえば昔は、学校の職員玄関のとこに公衆電話あったわよね。

 よく、忘れ物した子どもたちが使ってたじゃない。

 ああいうの、もうないのかしらね(笑)」

 

昭和も平成もどんどん遠ざかる。

でも、テレホンカードで公衆電話使えるキミの「生きるスキル」は高いぞ長男!!