イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

野球クラブ体験

ちゅーたんの野球クラブ体験、行ってきました!

放課後、よくうちで預かっているEも興味がありそうだというので一緒に。

暑いし、初回だし、正午までの参加でいいかなということで、

練習の様子も見たいと思って11時過ぎにグラウンドへ行くと、

元気に走り回っておりましたよ!

ちゅーたん、強肩だとは知っていましたが実に予想以上の強肩。

外野ノックを捕球して軽々返球していてびっくりしました。

 

1~3年生は基本的に別メニューで、

昼前は、穴あきの軽~いプラのボールを使って三角ベースやっておりました。

打ったり投げたりしつつ、

まだルールがわからない低学年の子たちを遊ばせてくれている感じです。

これは楽しいね~!私もやりたいくらいだよ。

 

と思っていたらその場に一緒にいたチビ太がやりたいと騒ぎだして、

そしたら娘まで加わることになり、

一緒にやらせてもらいました♪

低学年は4人。そのうち1人は女子。(そしてこの子、なんとパート先の教え子ちゃんだった!)

そこにコーチが2人もついてくれていて、

根気強く、あの手この手でほめてくれます。

こりゃ贅沢ですな~~。

 

娘、ずっと

「ボール使うスポーツはやだ」

と言っていたんですよ。

この人は感覚が鋭敏なので、

ボールが自分に向かってくる=痛い、

というイメージが強くインプットされていたんですね。

それで、一番嫌いなのはドッジボール(笑)

そりゃそうだ。当てるのが目的だからな。

ちなみにバドミントンは羽根が痛くないので好き。

 

使ってるボールが、プラ製の痛くないボールだとわかったので、

参加する気になったんですね。

それで娘、投げてみ~と言われてピッチャーをやったら、

ものすごい制球力で、ほとんどストライクじゃありませんか!!

これにはびっくり。

そしたらコーチのほめ方がほんとに上手で。

「すごいぞTちゃん!!」

と何度も本気でほめてくれて。

娘、ほめればほめるほどうまくなり、

めちゃめちゃ楽しそう!

いやあ~、久しぶりにあんないい顔見るなぁ~

とうれしく思っていました。

 

コーチや監督さん、ほんとにいい方たちで、

めっちゃ頭が下がる。

何より、子どもが好きなんですね。

子どもも野球も大好きすぎて、

自分たちが楽しんでる様子がめっちゃ伝わってくる!

監督さんが非常に明るい方で色々話を聞かせてくださって、

「この子たちのピークは今じゃない、

 だからこそ、勝ちにはこだわらないです。

 中学へ行って、別のスポーツに行ったっていいしね。

 楽しい気持ちがなにより大事ですよ。

 子ども時代に、楽しかったなあって思ってもらいたいから」

とおっしゃていて、深く賛同。

ヘンな話ですが、野球大好きな人には野球至上主義が多くいて、

野球以外のスポーツに行こうもんなら裏切者などと言うような大人もいるもんですよ。

さらに、少年野球なのに勝利こそが最大の目標だと言ってはばからない指導者さんもいるし、

わがチームから甲子園球児を!なんて大人も実際にはいるんですよね。

そういうスタイルは私はなじめないと思っていたので、

監督さんの言葉に安心しました。

私自身も、書道教室での一番のモットーは「楽しむこと」ですから。

 

練習は午後もあるということでしたが

疲れただろうし午前中で撤収だなと言っていたら

「午後もやる!」

とちゅーたん。よほど楽しかったんだな。

Eはさすがに疲れたらしく、午後はやらないというので送っていくことに。

(当然だ。Eの反応が通常の反応。ちゅーたんがタフすぎる。)

じゃあ、ご飯食べたらまずちゅーたんを送ってそのあとEの家に行こうか、

などと話していたら、いそいそと娘が着替えだして、

「私も午後、野球やる」とな!

母ちゃんこれにはびっくり。

兄のおさがりのスポーツウエアを引っ張り出して着る娘。

 

2時半くらいにチビ太を連れて様子を見に行くと・・・・

これまたノックを元気に受けている。

使っているボールはというと、プラのボールじゃなくて軟球。

あれ、娘はどうなんだろ?コワイと言いそうだが?

と思ってたら・・・・

ちゃんとワンバウンドも逃げずに捕っているじゃないか!!

ちゅーたんなんかノーバウンドの軽いフライを捕ってノッカーにブレずに返球(笑)

やるなあ、ちゅーたん!あんた才能あるよ!!

 

それにしても娘。

私は娘の姿に感動しました。

アウェイに弱い娘は、新しい環境が実は苦手。

男勝りな性格なのにけっこう繊細なので、

自分を出すのが苦手。ほとんどしゃべらない。

あいさつも、よそではできるんだかできないんだか。

その娘が、今まで苦手だと思っていた「ボール」を楽しそうに捕っているうえに、

ちゃんと声を出してボールを呼んでる!

この3年のあいだ、ホントに悩みつつ迷いつつ育てたうちの天才児。

天才を育てるのは大変だったよ・・・・などと色んな気持ちにさせられ、

遠くで見ていて胸がいっぱいになりました。

 

チビ太が、やりたいやりたい!!

と騒いでいたらコーチの一人が

「お、弟もやりたいのか!じゃあグローブ貸してやるぞ~」

と誘ってくれてなんとチビ太も参加。

なんだかんだでチビ太が一番やる気満々(笑)

 

そのあと、大きな子たちに交じって打撃練習。

それぞれの守備についた上級生を相手に、

打者は実践さながらバッターボックスに立ち、

コーチがマウンドから投げてくれたボールを打つのです。

娘、これは大丈夫か?自分にボール向かってくるぞ?

と思っていたら・・・・

なんとちゃんと打った!!

しかも一塁まで走るのめちゃくちゃ早い!!電光石火(笑)

 

さらにちゅーたん、ほとんどが内野の頭を超えるようなヒット。

こいつ、やっぱり隣家にゴルフボールをぶっこむだけのことはある(笑)

最後にチビ太!

ぶかぶかのヘルメットをかぶってバッターボックスに立つと、

バットなんか自分の身長と同じくらいに見えます。

かわいすぎる~~~~!と遠くから悶絶の母ちゃん。

コーチ陣も同じだったようで

「いいぞ~チビ太~~!!かっ飛ばしていけ~~!!」

と景気づけてくれるじゃありませんか。

まあそうは言っても年長さんだし、こいつはかすりもしないだろうと思っていました。

が、この子も内野ゴロをガンガン!

コーチたちが上級生に

「あんなに小さい子もがんばってんだ!みんなもガンバレーーー!!」

と発破をかける(笑)

もうチビ太は満面の笑みで上得意ですよ。

 

最後は全員で走塁練習。ベースランニング、通称ベーランです。

これ、嫌いな部員が多かったな~(笑)

疲れているところにひたすら走るんだもんな~と高校時代を懐かしく思い出していたら、

なんとまあ、これもまたうちの子たちはシャカリキに走っているじゃありませんか。

走るの好きなんだなあ~・・・驚くわ~誰の遺伝だよ~

と心の中で舌を巻きました。

 

********

娘、ちゅーたん、チビ太ともに土まみれ埃まみれで靴なんか完全に色が変わって帰宅(笑)。

それにしても、なんとも満足感のあるこの子たちの顔・顔・顔!

体を動かすことが好きなんだね~。感心するよまったく。

 

風呂で入念に洗ってやりながら今日の感想を話していました。

娘は

「自分はなにもできない、と今まで思ってたんだけど、

 やれることがこんなにあるんだって初めて思った」

とポツリポツリと話してくれました。

この感想にびっくりした母。

え、だってあなた裁縫だってなわとびだってすんごい得意じゃん?

けっこう色々できると思うけど・・・自分ではそう思ってなかったの?

と驚きつつたずねたら

「そう思ってなかった」と言うではありませんか。

えーーーー自分の才能に気づいてないんかい!と心の底からツッコミましたが、

リアルに才能ある人ってそういうもんかねえ。。。

自己肯定感が育つように私が育ててないんだろうか・・・?

などと母ちゃんが逡巡していたら

「やりたいって思った。」

とポツリと娘。

え、野球やるの?!!

「・・・やってもいいって言ってくれるなら」

なんと!!!野球女子誕生の瞬間~~~~!!!

 

ちゅーたんを連れてったのに、娘が開花(笑)

で、ちゅーたんは・・・・。

ご飯を食べながら

「おれ・・・テニスやる!」

というじゃありませんか!!!こっちはズッコケた。

「そうなの?!」

と驚きつつ聞き返したら

「だって、姉ちゃんが野球やるんじゃ・・・野球はお金たくさんかかるし・・・」

とつぶやいた。

これには母ちゃんちょっと半泣きになった。

私と父ちゃんが昨晩「野球は道具に金がかかるからな~~」とさんざん言っていたのを聞いていたんですねーー。

親の財布を心配してくれていたんですよ。。。ホロリ。

父ちゃんも私と同じ思いを感じたんでしょう、すかさず

「ちゅーたん、お金は心配しなくていいよ、やりたいことやっていいから!!」

と。

 

 

ついにわが家に野球旋風がやってきた・・・・!!