『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』
本屋さんの新刊コーナーにあって、
買うかどうしようか迷ったんですが、
帰宅してからやっぱり気になって、
翌日にアマゾンで注文。
この著者の房野さん、私は世間のことに疎いのでわかんないのですが、
「ブロードキャスト‼」というお笑いコンビの芸人さんだそうで。
大の歴史好き、特に戦国時代と幕末が大好きすぎて、
本まで書いちゃったという。
どんだけ歴史好きなんだ(笑)
ついでにこちらも購入。
『超現代語訳 幕末物語』。
歴史大好き長男に渡したら
「おーーー!なんだこれ!」と。
寝る前に布団の中でたびたび噴き出しながら読んでました。
私は1章の信長の桶狭間の戦いだけ読んだけど、
信長がチームプレー一切しないっぷりが伝わってきて面白かったです。
面白おかしく書いているけれど、
それだけじゃない。
ちゃーんと、膨大な歴史的資料を検討している様子がうかがえて、
「13歳に嘘はおしえられないから・・・」と真摯な姿勢が伝わります。
内容はめっちゃめちゃかみ砕いてますが、
歴史って本来こういう「オモロ」いもんだというのが私の認識なので、
著者はそれを伝えられてエラいと思う。
オモロさがちゃんと全面に出てる。
「これから大人になる人たちに、ぜひ歴史を自分事としてとらえてほしい、
ピンチになった時に、過去の大人はどうやって切り抜けたのか、
ヒントにしてほしい」
というような内容のことが著者のコメントとして書いてあり、
オモロいながらもめっちゃ考えてるじゃん!と感動しました。
そうなんだよ。大人はみんな、これからを生きる子どもの役に立たなくちゃね!!
学生時代に、年号を覚えるのとキーワードの羅列で挫折した
歴史アレルギーの大人にもおすすめです!
もちろん、もとから歴史好きの人も笑って読める面白本。