イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

思わぬことでほめられた

金曜日、長男。

「今日、めっちゃほめられたわ」

と帰宅。

え、誰に?と思わず聞き返すと

「S先生」

とな。

何したん?と訊いたら

「留守番したから。」

 

 

話はこうです。

金曜日の朝、母ちゃんは交差点で学校の旗ふり当番でした。

いつもは父ちゃんが行ってくれたりするのですが、

その日に限って父ちゃんは現場がめっちゃ遠くって早出。

あれ~。じゃあ私が出るしかないか。

 

小学生たちは登校しちゃうからいいとしても、

登園前のチビ太どうすんべ、と思案。

たったの15分とはいえ、一人で留守番というのもなんだかちょっと心配。

途中でさみしくなって交差点に探しに来たりしたら超危険だし。

お隣さんに預かってもらおうか・・・?

おとなしく15分、待てりゃいいけどなあ~・・・

などなど色々考えた結果、

そうだ、長男に留守番していてもらおう!

と思いつきました。

旗ふり当番が終わってから母ちゃんダッシュで帰宅し、

それから長男が登校すれば始業時刻には余裕で間に合います。

・・・考えようによっちゃ、子どもを学校に定刻に行かせず、

母ちゃんの用事のために遅刻させるというのは、親としてどうなのか?

という気持ちも起きないではないが・・・・・

でも、今日はこれが一番のベストな気がする。

申し訳ない気持ちももちつつ長男にこの事情を話して協力を要請すると、

「イイヨ」とアッサリ快諾。

あんた、いろいろ最近口ごたえがすごいけど、

こういうときはやっぱ頼りになる!!サンキュー!

 

娘とちゅーたんは登校班と一緒にいつも通り登校させ、

娘には

「兄ちゃんは、はたふり当番で母ちゃんが留守だから、

 弟と留守番してます。あとから来ます」

と先生に伝えてと頼みました。

 

旗ふりが無事に終了して走って帰宅すると、

長男とチビ太は仲良く本を読んで留守番していました。

ありがとう、長男よ!!

「気を付けて行ってらっしゃい」

と送り出すと、

「へいへーい!」

と片手をあげて風のように行ってしまいました。

ああ、大きくなったなあ。頼もしいわ。

 

それで、冒頭の件です。

妹から事情を聞いたS先生(おなじみですね!)は、

末弟のために留守番を買って出てくれた長男を昇降口で待っていてくれ

そしてこれでもかというくらい誉めちぎってくれたそうな。

母ちゃんは、S先生が親の心まで支えてくれているような気がしました。

時間通り来させるようにと、学校から小言を言われてもおかしくないと私は思っていただけに、なおさら嬉しかった。

今時、母ちゃんを助けるために下のきょうだいの面倒見てくれる昭和ナイズな兄ちゃんいないよね。

となりのトトロのさつきが、めいが学校に来ちゃって担任の先生がちゃーんと机にめいを座らせてくれて

「さつきさんの家は、お母さんが入院されていて大変なのです。

 みなさん、仲良くできますね」

と言う、あのシーンを思い出しました。

(いや、私は入院するようなタマではないが(笑))

 

昭和ナイズな家庭を、昭和ナイズな先生が支えてくれています。

うれしかった一コマでした。