今朝、京都の友人がシェアしてくれた記事を読んで衝撃を受けました。
↓
いやはや!!
これだよね。子どもの書はこうでなくちゃね!!
と、衝撃とともにうれしくなりました。
実は昨日のこと。
私の、書道教室の恩師の家で庭仕事の依頼があり、
父ちゃんが仕事している間私は恩師とおしゃべりをしていたのですが、
恩師が「ここに入会して競書を出してみたら?」と県内の書道会の会報誌を2冊くれたのです。
そこは、恩師が入っている会とは別の会なのですが
「私があと20歳若かったら、ここで腕を磨きたかった。
2冊のうちの、どっちか選んでやってみなよ!」
と。
競書、というのを説明しましょう。
競書というのは、習字の課題が毎月与えられて、
その手本をもとに練習をして、
書いたものを会(流派みたいなもの)に送り、
甲乙つけてもらって、実力に応じて級や段をもらう稽古のことです。
課題の載ってくる会報誌が月々700円程度で、
その冊子に競書の「出品券」なるものがついてくるので、
それを貼って出します。
つまり、課題本を700円で購入し、審査権(出品券)を得て、
それで課題をこなして提出するってことなのです。
基本的に添削はありません。
作品がうまければ、会報誌に作品が掲載されるのでそれが最大の励みになります。
この上半期、放送大学で申し込んだ書道の授業は残念ながらコロナで中止。
下半期も、あるんだかないんだかまだ全然わからない・・・・。
そうなんだよなあ~。
私、あの授業を受けたときに、自分の未熟さにほんと深く気が付いたんだよ。
もっともっと勉強したい、
ああ、書くの楽しい!!って思ってたんだよ。。。。
いくらお免状があるとはいえ、
結局、私なんぞは井の中の蛙なのです。
世の中のお看板なんてのは、流派が違えばただの板切れと同じだということは
痛いほどわかってる・・・。
というわけで!!
その2誌の両方に電話をして、最新号の見本誌を送ってもらうことにしました。
中を見比べてから決めよう、と。決断早い(笑)。
どうせやるなら、子どもたちも誘ってみようかな?
と思い、
帰宅した子どもたちに習字をやらないかと誘ってみたところ
ぜったいに乗ってくると思ってた娘は意外な反応。
「え?あたし、自由に書いていいならやるけど、
これ書きなさいって決まってるんだったらやりたくないわ」
・・・・!!!そうだよね!!あんたそういう人だった!!(笑)
ところが、意外にも長男が
「今まで、ちゃんと習ったことないからやってみようかな」
ですって!!意外なんですけど!
子どもたちと私と同じ会に入ってやるのがいちばんわかりやすいしいいのかな~なとども思っていたのですが
実はどうなのかな~なんだかな~と思っていたのです。
”上手く書く”ってきゅうくつだよなあ?という思いがあったのです。
私は臨書の研鑽だからいいとしても、
子どもにはどうなんだろう?と。
娘のさっき言ったことは正しくて、
この娘の言葉を聞いたときに
「そーーーーーーだよねーーーーーーー!!!!」
と心から同意したのです。
そうなんだよ、子どもの書は実はアートなんだよね。
優等生な書は、結局のところ優劣をつけるにはいいんだろうけど、
なんも面白くないわけです。
私は、子どもには子どもにしか書けないものを、楽しみながら味わってほしい、
そう心から思ってきました。
「表現としての、スミとカミ」であってほしいということです。
昨晩からもやもやっとしていたところに、冒頭の、京都新聞の記事。
ああ、これだよこれこれ、求めてたのはこれ!!!
と心から。
紙からエネルギーがはみ出して、
筆がひとりで走っちゃってもいいんだよ!!
ロックでパンクな書が評価されるなんて楽しいよね。
私、子どもの頃こういうのやりたかったよ。
(書き初め展の作品を、新聞記事から引用しました)
まだ、会と連絡を取り合っている途中ですが、
ここでの競書、一緒にやるひといませんか?
興味があったら連絡ください。