昨夕もごはんが早めに終わり、子どもたちが
「今日も映画見たいーーー!!」
と言ったので、
矢口史靖監督の
『サバイバルファミリー』という作品を見ました。
矢口作品はだいぶ家族で見ましたね~。
笑いの中に風刺あり、そして感動あり。
毎度毎回文句なしです。
『サバイバルファミリー』についてあらすじを映画.comから引用
原因不明の電気消滅によって廃墟寸前となった東京から脱出した一家の奮闘をコミカルに描いたサバイバルドラマ。東京で暮らすごく平凡な一家、鈴木家。当たり前のように電化製品に囲まれた生活を送っていたある日、電気を必要とするあらゆるものがなぜか使えなくなり、東京は大混乱に陥ってしまう。交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップした生活に人々が困り果てる中、鈴木家の亭主関白な父・義之は、家族を連れて東京を脱出することを決意するが……。
という内容です。
電気だけならともかく、
ガス、水道、乾電池も使えない、
なぜか時計も止まってしまい、
今が何時何分なのかも不明。
スパークプラグが点火しないから車もバイクも動かない。
マッチ、ろうそくは使えて、
カセットコンロも、マッチがあれば使える・・・・
もちろん携帯も一切動かない。
「東京近郊が停電」という情報をもとに、関西へ行けば大丈夫なんじゃないかと
東京を脱出するべく家族は自転車で西を目指すのですが、
なにしろ家族みんな文明の利器に頼りすぎた生活で、誰も彼もほんとに何の役にも立たない!
でもそれは街中みんないっしょで・・・・・
行く先々で、人間とは非常時にはこういうことになるんだな、
という光景を目の当たりにするんですね。
コメディー要素はたっぷりですが、笑っちゃうけど笑えない、
特に今、世の中がだいぶひっくり返った状況になってるので、
ほんとに笑えない。
ATMが動かないので、現金10万円おろすのに銀行入り口で押し合いへし合い大混雑になったり、
スーパーでは水とろうそくの買い占め、パンが売り切れたり。
水をもらうために2時間並んで、結局モーターが動かなくて貯水場の水が汲み上げられず、役所の人に対して「てめえが地下まで行って汲んで来い!」と怒鳴る住民。
それで、道端で売っている500mlペットボトルの水が、最初は1本500円なんですが、
それが次は1000円になり、最終的には2500円に。
・・・なんだか、今の状況と少しだけ似ていませんか?
紙マスクの値段の沸騰と(笑)
危機になると、人間って心理的にこうなっちゃうんだなあ、と。
電気はともかく、水がないのは大変なことだな、
とつくづく、映画を見ながら感じました。
これから見る方もいると思うので内容については詳しく書きませんが、
本当に、笑いながらもどこかでゾッとして背筋が寒くなります。
うちの子どもたちも笑いながらかなり考えさせられたみたいで、
それぞれが、見終わったあとに
「あの場面では、ああしたほうがよかったよね」
「おれだったらこうする」
などなど、自分だったらどうするか意見を言ったのでなかなか感心だなあと思いました。
子どもながらに色んなことを思ったみたいです。
ぜひ、非日常が日常になっている今だからこそ、
家族で見てみてください。おすすめです♪