車が新しくなって2週間。
純正ナビ内臓の音楽プレーヤーに、まったく音楽が入っていないので、
CDを録音することにしました。
子どもたちはカーステで聞く「ゆず」が大好きだからゆずは色々入れたけど、
でも母ちゃんはむしょうに洋楽が聞きたい!
ということで、ツタヤにレッツゴー♪
「CDアルバムおまとめ割引5枚で千円」というキャンペーンに乗っかって
母ちゃんはきっかり5枚借りましたよ。
2枚組洋楽ベスト盤ばかり3枚。
昔、ミレニアムという分厚いアルバムが出たのは記憶にありますか?
ミレニアムっていうタイトルなくらいだから、1999年に出たものだったのかな。
当時は、「流行った曲ばっか集めやがって、なんか軽薄なアルバムだな」
と感じていたんですが、
主婦になった今となっては40曲以上入ってて料金は1枚分なんだから素晴らしい!
お得感満載~。
これをVOL1とVOL3で2枚借りました。
そのあと、目についたのが新譜のQUEEN「ボヘミアンラプソディ」、
それに、スピッツの「見っけ」。
新譜でもいいというので飛び付きました。
スピッツの「優しいあの子」はラジオでも良く流れていたので聞きたかったのです。
スピッツはいいなあ。
どうしてこんなにいつまでも透明でいられるんだろう。
彼らももうすぐ50歳かな・・・
なんて今これを書きながらボーカルの名前を検索してみたら、
なんと今日が誕生日で、今日で52歳だそうです!!
ああ、私も年をとるわけだ・・・・。親戚の子が成人した時のようなあの感覚。
(スピッツは前から成人していたにも関わらず)
新しいアルバムでは高音が以前より澄み渡っていて驚きながら聞き惚れましたが、
52歳であれかい!!すごいわ~。
私なんざもう保育園勤務でのどが徐々にやられて悲しいほど高音が冴えない。
そしてQUEEN。
今年だか去年だか、映画「ボヘミアンラプソディー」で
フレディーマーキュリーの自伝がヒットしたのでご記憶の方も多いと思います。
(私はこれはまだ観ていない。)
ギリシャ彫刻のような深く落ちくぼんだ立派な目の上には真っ黒でふっとい眉毛、
高い鼻の下にはこれまた立派な口髭が海苔のように貼りついており、
それだけでもう見ているほうは充分おなかいっぱいだってのに
さらに、真っ白いピチピチのタンクトップがトレードマークで、
その上のほうからもじゃもじゃの胸毛がもわっとはみ出ている。
もう、インパクトどころのさわぎじゃないですよ(笑)。
この上ないくらいキャラが濃い。
ただ、改めてQUEENを聞くと、そのメロディアスな旋律や美しい裏声、
そういうものがすべて、濃厚な見た目とは裏腹に
彼の繊細さを表していることに気がつかされ、やっぱり胸を打たれる。
彼は同性愛者だったのですが、きっとその生きづらさや苦悩が
歌によって昇華されていたんでしょう。
不思議なんですけど、彼の生前のステージでのVTRなど見ていると、
ピアノの前に座り、豊かに歌い出す様子には巫女のような美しささえ感じます。
ぴっちぴちのタンクトップから胸毛が出ていても!!(笑)
彼はエイズによる免疫不全で若くして亡くなるのですが、
もしも、生まれる時代が現代であったなら、
当時よりもっと同性愛者への偏見も少なく、
生きやすかったのではないかな、と感じます。
早世が悔やまれます。
と湿っぽいこと書いていても、車で聞くロックは最高です。
野球応援でもおなじみの「We Will Rock You」がかかると子どもたちも足と手を踏み鳴らし
ドンドンパン!ドンドンパン!とやっております。
さらに、ストーンズのイントロがかかると「キターーー!!」と叫んだりします。
英才教育いっさい興味ないわが家ですが、
ちゅーたんのエアギター(ギター抱えてないのに演奏するそぶり)がうまかったりすることを考えると
洋楽ロックの古典だけは、ある意味英才教育中?
と思う次第です。
良くも悪くも、親の趣向の影響って強大。