昨日、長男は雨の中の遠足。
大洗水族館と、茨城県警本部に行ってきました。
それで、前日夕方に遠足の準備していたときに
「おかあ、2円貸してくれない?」
と言ってきました。
は? 2円?
と聞き返して彼の手の中を見ると小銭がいっぱい。
「持って行けるおこづかいが1,500円以内ってなってるんだけど、
俺の缶(お金を入れている缶)の中に100円玉が足りなくって。」
つまり、小銭をかきあつめてみたけど500円まであと2円足りない、
というのです。
小銭をテーブルに広げてみると、100円玉は4枚ありました。
なんだかそんな長男がかわいくって、
100円玉を手渡して
「100円、あげるよ」
とあげたら
「じゃあ、この98円おつりで返すよ」
と言うので私は笑ってしまい、
「98円はいいよ。取っておきな。100円はプレゼント。」
と言ったら長男は
「米とぎ2回分だあ~」
と大喜び。
100円の重みがわかるきみはえらい!
それで、風呂上がりにふと
500円玉があったことを私は思い出しました。
保育園やらの集金袋が不意に来た時に、
釣り銭なしで用意しようにも財布に小銭がなくて困ることがあるので、
小さな袋に、500円玉と100円玉、それに10円玉を数枚ずつ用意してあるのです。
ちょうど長男以外の子どもたちがお風呂に入っていて、
父ちゃんもいなかったので長男を呼び、
「みんな(きょうだい)に内緒ね。明日使えば」
と片目をつぶって500円玉をあげたら長男は驚いた顔をして
「いいの?!」
「いいよ。」
「・・・・ありがとう!」
***
果たして、遠足から帰ってきた長男は
魚大全というでっかいポスターをひとつ買って帰ってきました。
長男らしいなあ~
と思って見ていて、
すると不意に誰も近くにいないのを見計らって私のところにやってきて、
「これ、みんなに内緒ね!」
と大洗水族館の小さな包みをくれました。
あけてみると・・・
イルカのクリップ!
「えー!かわいい~~♪ ありがとう!」
と喜んだ私の表情を見てうれしそうな長男。
「ありがとね」
ともう一回言ったら長男がシーっ!と自分の唇に人差し指をあて、
「お小遣いの、お礼」
と片目をつぶって去っていきました。
もったいなくて、母ちゃんこのクリップ使えないなあ~。