娘が相談学級にお世話になり出してから2カ月。
先日、相談学級のT先生と、担任のS先生と、私の3人での三者面談がありました。
毎年、この時期に共通理解のためと来年度にどのようにするか、
ということで面談があるそうです。
娘の、学校での様子は一学期よりもずっと落ち着いていて、
泣いたりわめいたりは激減しているとのことでした。
ただし、まったくないというわけではなく、
先日も音楽の授業でピアニカの演奏があって、
何がきっかけだったか先生も忘れてしまったそうですが、
やりたくなかったんだかなんだったかで、
音楽室の後ろの方でピアニカのケースをぶん投げたらしい(苦笑)。
それで叱られてひっくり返って泣いていたようですが、
次の時限も続けてピアニカのテストがあって、
それは、平気のへっちゃらで涼しい顔で演奏していたそうです(笑)。
ちなみに友達とのやりとりの中でトラブルになることは特にない、
とのことなのでそれはほっとしました。
言葉づかいが荒い面は多々あるけれど、
注意すれば「ああ、悪かったのか」と気が付いて、謝れるとのこと。
家では「**ちゃんと今日ね」とか
「休み時間に**ちゃんと一輪車乗ってさ」などと、
色々友達の話はしてくれるので、
友達とは特に問題なく遊べてるんだな~、と感じていました。
**ちゃんと**ちゃんと仲良しなんだな~、みんな活発なタイプの子ばっかりだな、
なんて思ったりしながら。
男子もやんちゃな子が多いクラスですが、女子も全然負けてない感じです。
今後は、授業中に気持ちが爆発したときに、どう自分の中で処理して落ち着けるか、
そのあたりが、学年があがってくるにつれての課題になってくるのかな、
ということでした。
ただ、爆発自体は激しくても、根には持たない。
先生もそれはおっしゃっていました。
気持ちの切り替えは早い。(さきほどのピアニカの話がいい例。)
つまり、爆発しそうなサインを察知して、
爆発する前にうまく切り替えできるよう促す必要があるかな、
というのがS先生の見解でした。
相談学級のほうでは、先生と1対1の授業だそうで、
学習のあいだは、いつものクラスにいる様子とは別人のように静かで落ち着いているとのことで安心しました。
「もともと集中力はかなり高い様子が見受けられるので、
集中したいときに周りの環境がガサガサしていると集中できなくて、
それでイライラして爆発・・・・ということもあるのかもしれません」
とT先生。
先日はかけざん九九の逆順を、相談学級のT先生が付き合ってくれたようなのですが、
できるまで本人が根気強くトライしていて感心した、と話してくれました。
逆に集中できないときは無理して目の前のことをさせる必要はないので、
スッとやめられるよう切り替えを促すようにして行ったらどうか、
そうやって切り替えスイッチを体験していくうちに、
自分でそれを操縦できるようにしていくのもいいかもしれない、とのことでした。
夏にやった検査の結果として、
縦の目線の動きはめっちゃ得意で、
反対に、横の目の動きが極端に苦手ということなので、
算数の文章題が、苦手なのはやはり特性としてあるでしょう、
という話にもなりました。
その場合、耳からのフォローがあるといい、ということで、
宿題をやっていてわからないときに、親が読んであげるのもいいと思う、
ということでした。
なるほどなるほど。
親としては、テストの時は誰かが読んでくれるわけじゃないんだし、
あまり手助けするのも本人のためにならないのかな・・・・
なんて思ってしまって
「自分で良く読み直してみな」などと言ってしまってたのですが、
実際はその逆だったんですね。
苦手意識がついてしまうといけないので、
今の段階では、耳からのフォローはどんどんしていったほうがいいようです。
視覚に関してはもっと詳しい検査があるそうなのですが、
残念ながらその機械そのものが学校内にないとのこと。
話を聞いていて、受けられるチャンスがあれば受けてみるのもいいかもしれないな、
と感じました。
実際に娘がしているいわゆる”気になる様子”が検査によってデータになったときに
親の私のほうもそれを客観視できるので、
検査データというのはありがたいもんだな、と思います。
もちろん、データがすべてじゃないのは承知の上で、ですが。
「大人数いるような学校だと、”この子は個性が強いな”といった程度で見過ごされてしまうところだと思うんですが、
ここは学校自体が少人数なので、特に手厚く見て行くことができると感じます。
つまずきを減らしていくことで、本人にとって学校が過ごしやすい場所になるよう
まだ、他人の目が気になりすぎない低学年のうちに積極的に関わって行きたいと思います。」
と先生。感謝感謝!
私もできるだけ多く、娘に多方面から関わっていきたいと改めて思った面談でした。