長男の学校は、4・5年生になると町の音楽会に参加します。
町、というか市の音楽会なわけですけど、
旧町内だけなんじゃないかな。
私や姉の時代もそれはあって、人数が多かったので5年生のみでした。
今は人数が足りないために長男の学校では2学年合同でやっているようです。
私や姉の時代から去年まで、その音楽会には器楽合奏で参加していたようですが、
今年は初めて合唱1曲とリコーダー1曲なんだそうです。
理由は、男子ばかり相当数いるので、
楽器持たせるより歌わせたほうが準備がまだまし、ということのようで(笑)。
たしかにね。
わかる気がする。
ちなみに私が小学校のときはリコーダーとピアニカはおろか、
アコーディオンも木琴も、鉄琴も大太鼓も小太鼓も総出で、
そりゃもう盛大な器楽合奏でした。
曲は、ひょっこりひょうたん島のテーマソングを演奏しました。
長男たちのリコーダーの曲目はあのメジャー曲「ハナミズキ」だそうで、
一昨日の夜に長男がリコーダー譜を持ってきて、
「おかーさん、耳で覚えたいからリコーダーんとこピアノで弾いてくれる?」と。
楽譜を見たら、ソプラノリコーダーの2重奏。
長男が
「これ、揃うとめっちゃキレイで感動するんだよ。
おかーさん、当日見に来たら多分泣くよ。
でも、ハモるとこでみんな交じって戸惑っちゃって吹けないの。」
と言ってました。
練習あるのみだな~。
合唱曲も長男が軽く歌ってくれ、
思いがけない音程の良さと素直な声の響きに驚きました。
あれ、この子こんなに歌うまかったっけ?!!
「教務主任の先生にも言われたんだよね。
あなたは声もいいし歌がうまいのだから、胸張って歌いなさい。
背中を丸めちゃだめだよ、って。」
実は長男、保育園の年長のときに担任の先生に
「・・・あの、お母さんには尋ねづらいんですけれど、
長男くんは歌が苦手ですか?」
と申し訳なさそうに聞かれたことがあります。
どうしたのかと思って聞き返したら、
つまり「周囲がびっくりするほどの音痴」という意味だったんです(笑)
そんなわけで、長男が歌うと周りの子の音程も狂うため、
発表会でも殆ど口パク、
卒園式でも口パクで過ごしてきた長男。
いつから生まれ変わったのか、母ちゃんはまったくわかりませ~ん。
でも、たしかに車の中で大声で歌っているゆずの歌はおかしくないから、
ゆずのおかげかも?
いつか、中学校で音楽の先生しているママ友が言ってましたっけ。
音痴というのは、小声で歌っているために自分の声が耳に届かないので、
音程が狂っている状態のことがある、と。
なので、思い切って大きな声で歌うと自分の音程がズレていることに気がつける場合があるんだよ、と・・・・
つまり長男の音痴はそのパターンだったのかも?!
母ちゃん、鼓笛隊見てるだけで泣けるんだから、
リコーダー合奏も合唱も泣けるよ。
音楽嫌いだった長男が、
「みんなで演奏するって楽しいよね」
と言ったんですから驚きです。
お囃子会効果かも。
人間、なにがキッカケになるかわからんもんだなあ。