10連休でしたが、仕事だった昨日。
仕事とはいえ、東京都内での社員研修。
そして、社員研修という名の・・・・
ランチ+劇団四季ミュージカル!
わお~!!
私にとっては、京都からの帰郷以来の東京です。
ということは、6年ぶりくらい。
私は都会が苦手なので、東京方面にはまったく出かけません。
いつの間にか電車が上野より先に乗り入れるようになり、驚くほど乗換が少なくなりました。
竹芝にある「インターコンチネンタルホテル」でランチバイキング!
レインボーブリッジだあ~!船だあ~!スカイツリーだぁ!
と見るものなんでも大興奮の保育士たち(笑)
観光遊覧船に乗っている人たちに向かって、まったく恥ずかしくもなく手を振ってしまうのは職業柄のもんだいか?とみんなで笑いあいました。
そしてバイキングでは見たことないような食べ物にみんなで大興奮(笑)
もう食べきれない!!というほど食べて、
そのあとは劇団四季の『アラジン』。
私は人生初の観劇です。
思ったより劇場内は広くなく、
そして年齢層は老若男女幅広い。へえ~!ミュージカルってこういうものなんだなあ。
実は私はディズニー映画が好きではなく、家族でディズニーランドにも行ったことがありません。
ディズニー映画特有の、あの、悪VS善の単純図式が好きになれなくて・・・。
子どもにとってはわかりやすくていいんでしょうけど。
特に、昨日はアラジンということで、子どもといっしょにアニメ映画で見たようなものを想像していたこともあり、
正直言うと「観劇と言われても~」とたいして気がすすまなかったのですが・・・・
いざ、ミュージカルが始まると・・・・
あっという間に引き込まれました。
しかも、内容はまったくディズニー映画とは違い、もっと奥行きの深いストーリー。
とても良かったです!
劇場の雰囲気ってのは独特ですね。
実際に、リアルタイムで舞台と客席が「今」を共有しているあの感じは劇場ならでは。
役者と同じ空気を吸っている「今」。
私たちの拍手が、演じ手に届いている「今」。
観客の反応が、手にとるようにわかる「今」。
役者にとっては失敗が許されない「今」であり、
全身全霊の「今」でもある。
その緊張感は、映画館には存在しない空気感でした。
ありがたいことに席は1階S席。
肉眼でも役者の表情が見えるんですよ。(お値段1席1万円以上!なんか納得。)
かつて、若い頃にはいろんな歌い手のライブに行ったけど
また、それとは違った感じでした。
今回はアラジンだったので、魔法のランプの精「ジーニー」がどんどん笑わせるので
会場は大爆笑の嵐!
私のちょうど真後ろは小学生の男の子だったのですが、
彼も何度も爆笑していました。
GWだし、両親が連れて来てくれたのかな。
ああ、うちの子どもたちもこれ見せたらすっかり夢中になるだろうな~
誕生日プレゼントに観劇というのもいいな、と思わされました。
当たり前ですけれど、舞台装置や照明などの美術も本当に素晴らしく、
このひとつの舞台を作り上げるためにどのくらいの苦労があるのか、
さらには、役者ひとりひとりがこの舞台に立つために、
表現し人をよろこばせる側になるために、
どのくらいの地道な努力を重ねて生きているか、
あの腹筋を割るために、一日何回の腹筋運動を続けているか・・・・
その1ステージのためにかける目には見えない日々のことを考えたら、
喜劇だってのに最後のカーテンコールで役者さん全員が並んだときに胸がいっぱいになり不覚にも泣きそうになりました。
会場は鳴りやまない拍手とスタンディングオベーション。
会場にいるお客さんたち同士も心がひとつになる感じで本当に素敵でした。
プロって、本物ってすごいですね!!
劇場の外ですぐに園長先生に会ったので、
人生初めての観劇で感じたことを素直に伝えて心からのお礼を言ったら
「それは良かった!ぜひ、今日の感動を日々の保育の中でいかしてね」
と笑顔で言ってくださり、それもとても嬉しかったです。
年長組の卒園旅行はいつも観劇なのだそうで、
それは「本物を子どもに」という園長のこだわりだとのこと。
なるほど本当にその通りだと納得しました。
他の先生たちも観劇は初めてという方が多く、
「これなら自分の子にもぜひ見せたい!!ライオンキングがいい!」
と口ぐちに言っていました。
ほんとほんと。私も次は子どもとライオンキング観たい!!
劇場で他の先生と流れ解散的に別れ、
いつも仲良しのほぼ同期の先生たち数人と帰路。
東京駅で降りたい!
修繕工事後の東京駅見たことない!
ということで東京駅下車。
連休中とのことで、家族連れ、団体さん、外国人の旅行者・・・
なとなどたくさんの人が同じように写真撮影♪
なごやかな東京駅でした。
皇居が近いこともあり、また即位や退位やらの日の間近でもあって、
警備員はかなりいましたが。
家に帰ると、子守りを一日させられた父ちゃんは至極不機嫌ではあったものの
私の分の夕御飯はしっかりとっておいてくれ、
子どもたちは私が東京駅で買ってきたお土産に飛びついて大喜びしてくれました。
出張先から帰宅したサラリーマンの父さんってこんな気持ちなのかな?
と私は缶ビール片手に焼き魚つつきながら、
お土産に群がる子どもたちと、すっかりお疲れで居間の隅で寝転がる父ちゃんを眺めたのでありました。
ベース基地としての”家族”があってこそのおでかけなんだよなあ~としみじみ。
日常があるからこその非日常。
園長先生に、そしておりこうに留守番してくれた家族に感謝感謝の一日でした。