イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

授業参観の日の一日仕事。

昨日は、授業参観+PTA総会+学級懇談会、

午後からはPTA専門委員会ミーティングでした。

あ~、朝から夕方までフル。議長もよくがんばったよ私。

 

さて。

授業参観嫌いの娘は、机の上にぐにゃんと寝ていたりして、

何度も先生に優しく注意されるも、いっこうに直す気配もなく(笑)

おうおう、どんどんやれ~そんなことやれるのも低学年のうちだけだ~

と、親の私のほうが面白がって見ておりました。

娘は「なんで人様に見られなきゃいけないんだ!」という気持ちが強いので、

授業参観のあの雰囲気が耐えられないのでしょう。

まあ、言ってどうにかなる性格じゃないので、ほうっておきましょう。

逆にいつ授業参観に慣れるのか、見ものです。

6年間やってたらほめてあげたいわ。

 

で、長男のクラスに参観に行ったら、こちらは裁縫をやっていました。

フェルトで、イチゴをつくるというもの。

ミカンの班もありましたね。

一枚のぺらっとしたフェルトに型を取り、

それを切って、ヘタ部分と果実部分を縫いつける。

さらに、イチゴのブツブツ(またはミカンのブツブツ)を糸で玉止めして表現、というもの。

人生で初めて裁縫をする子ばっかりで、

玉止め、玉結びで全員が苦戦!

そうか~、そういうもんだよな~とみょうに納得しました。

お母さんがたもぜひお子さんのそばで一緒にお願いしますと言われそばに行くと、

長男は釣り糸を日常的に扱っているので案外と細かい作業は得意らしく、

器用なところも見せていました。

が、針を手の内側に向けて扱ったり、

また、ひと針縫うごとに威勢よく引っ張るために針から糸が抜ける(笑)。

その、糸の抜けた針を机の上にポンと置くのでそのたびに針がすべってつかめず、

「針山に刺しなよ!」

・・・・ツッコミどころ満載。

玉止めも何度教えてもうまくできず、本人がイライラ。

ああ。自分でやるほうが何倍もいいなこりゃ、

と思いながらも、千里の道も一歩からだな・・・・とぐっと口をつぐんたのでありました。

雑巾が縫えるようになるのはいつの日か(笑)。

でも帰宅してから、できなかったことが自分なりに悔しかったらしく、

自学と称して、残りのイチゴのブツブツをつけていたのでその集中力と諦めない根性に感心しました。

イチゴが出来上がる頃には、ツッコミどころは減っておりました。

さすが器用人!

 

さて、学級懇談会では今年度は長男のクラスの委員長。

今年度の学校祭で親の模擬店を出すにあたり(一学年、ひとつ模擬店を出さねばならない)

協力役員さんの依頼と、品目決めをやらねばなりません。

これがね~。

毎年、実行委員も集まらないけど品目も決まんないのよ(涙)。

 

実は、前年度までも「模擬店をなくしてほしい」「親の負担が大きい」「弁当持参にすればよい」

などなど保護者サイドから意見はたんまり出ていて、

私も模擬店廃止派でした。だって、ほんとに大変なんだもん。

それで、私は去年度のPTA委員会で意を決して挙手して模擬店の在り方を考えてほしい、と意見。

それからいろいろあったけど結局、PTA本部のほうからの返答は「模擬店はなくさない」でした。

子どもたちも楽しみにしている、というのが本部からの理由でした。

 

そんなこんな、模擬店やると決まったからにはしょうがない。

なので、協力役員を募るにあたり、クラスのお母さんがたに正直に話しました。

「私が、模擬店の負担を軽くしてほしいと本部に意見したのをご存知のかたも多いと思います。

正直、模擬店なんてなくてもいい、ないほうがいいと思ってました。

でも、模擬店をやることが確定した今は、

”子どもたちが楽しみにしているんじゃ、やるしかない”という気持ちに変わりました。

どうせやるなら、楽しいほうがいい。

いやだと言いながらやっても負担なだけなので、

せっかく同じクラスで5年間過ごしてきたんですし(1クラスなので親子の顔ぶれが変化なし)

どうせやるなら、みなさんと和気あいあい楽しくやりたいと思ってます。

ぜひご協力お願いします。」

と頭を下げ、

協力役員さんに名を連ねてくれるよう記入用紙を端から回したら

半分を過ぎてなんと

「紙のスペースがなくて書ききれないよ~(笑)」

と声が!

忙しいママさんたちが多いのに、なんともたくさんの人が協力してくれることになりました。

嬉しくて、チョット泣きそうになりました。

 

自分が変われば、見える世界も変わる・・・!

そんな言葉が心に浮かびました。

一生懸命がなんとなく恥ずかしい、という時代にはなったけど、

正直に自分の気持ちを言葉にして、まっすぐ伝えようと思えば、

それはしっかり人に伝わるんだな、と実感した日でした。

それなりの役を与えられて、それを終えるたびに、

どんどん成長させてもらっているなと感じます。

場数を踏む、ってやつでしょうかね。