イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

名前は一生もの

昨日の小学生新聞の記事

「名前って変えられる?」

https://mainichi.jp/articles/20190412/kei/00s/00s/008000c

を目にし、いろいろ考えさせられました。

内容を要約すると、

山梨の男子高校生が「赤池王子様」という本名で、

みじめな思いをしてきたので、それを変えたい、と申したてたというもの。

 

いやはや。

親はなんで「王子様」なんて名前をつけたんだろうか?

とまず最初に思いました。

これじゃ、名前に敬称の様をつけたら、

王子様様になっちゃうじゃないか。

「アグネスチャンちゃん」みたいだよ。

生まれた子があまりにかわいすぎて本気で「王子様みたい!」

って思ってつけたのか、

はたまた、シャレでつけたのか・・・・。

生まれながらにしてお笑い芸人の芸名みたいですよね。

これはあんまりですよ。

 

さらにこの記事を読み進めていたら、

私が小学生くらいだった当時の話ですが、

生まれたわが子に「悪魔」とつけたいと出生届を出した親がいて、

それを、居住地の区役所が受理せず、裁判沙汰になった件を思い出しました。

25年くらい前の話でしょうかね。

役所は、子の名前は一生だからとかなんとか言って、

こんな名前をつけちゃいかん、子どもが苦労するから!と受理を拒んでいたんですが、

親は親で、自由に名前をつけられないなんておかしい!と反論して、

それが新聞やテレビで取り上げられて、ちょっとした騒ぎになっていましたっけ。

結局その件は、双方が話し合いで「あく」ってな名で落ち着いたって話だったんじゃないかと記憶してます。

漢字の表記はわかりません。

ま、想像するに親はヤンキーだったのではないかと思いますが(笑)

 

王子様って付けちゃった親は、

子どもが苦労しながら自力で家庭裁判所に申し立てる様子を見て、

どんな思いだったんだろうなーとも想像しました。

申し訳ない、と思ったのか、

はたまた、別の思いだったのか・・・。

 

記事によれば、改名にかかる期間は約1ヵ月、費用は3千円だそうです。

2017年には4982件の改名申し立てがあって、その92%が認められたとも書いてありました。

「画数がわるい」「気分を変えたい」では無理なようです、とも記事にありました。

昔、何かで読んだものに、

父親が付けた名だけれど、その名が、当時父が不倫していた女性の名だったとわかって、それ以来自分の名が憎くて、改名を申し立てたら叶った、というものがありましたっけ。

そりゃ、付けた父親が悪いよ。いや、それ以前の問題か。

あとは、犯罪者と同姓同名になってしまって、社会的に不利益をこうむってる、

とかいうのも、正当な理由になるんでしょうね。

 

私は、自分の名はひらがななので子ども時代は漢字の名前にひどく憧れました。

ひらがなになった理由は、

「この子はおとこまさりになるので、漢字の名はつけちゃいかん」

と、姓名判断のおっちゃんが言ったそうで。

姓名判断のおっちゃんというのは、親戚だかなんだかのおっちゃんで、

親戚中の名付けの一手に引き受けていた人。もう亡くなりましたが。

今は私は珍しい姓に嫁いだので、

姓が読めなくても下の名前は誰でも間違いなく読んでくれるので

とっても重宝していて、そのおっちゃんには感謝してます。

宅配便の人なんか、姓は読まないのに、下の名前だけで

「**子さん、お荷物です!」

と笑顔で届けてくれます。

アナタとワタシめっちゃ親しいみたいじゃん、と笑えます。

 

しかしね、おとこまさりになるからって漢字つけなかったのに、

結局ひらがなでも性格はおとこまさりなんですよね~。

ま、しょーがないですね(笑)。