イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

準備中

高萩の実家では、犬と猫を飼っていました。

犬は、海にすてられていたそうで、

その赤ちゃん犬を兄ちゃんが拾ってきて飼い始めたのがきっかけとのこと。

ポチという犬で、茶色い雑種の、賢い子でした。

病気ひとつせず、残飯を食べて育ち(笑)、

14年くらい生きていたようですが、最後は自分の死期を悟って脱走し、

山のほうで死んだんじゃないだろうか(夫の実家は海も山もある)、

と言われています。

猫もこれまた兄ちゃんが友達がからもらってきて、

兄は世話せず、実家のお父さんが可愛がっていました。

チャミという名前で、長命でしたが2年くらい前に老衰で亡くなりました。

実家に遊びに行くと、コタツの中に入っていて、

足を入れるときに間違って蹴ってしまうとひどく怒っていたのが懐かしい思い出。

 

私の実家では過去に、中型犬を2代にわたり飼っておりました。

1代目は、姉が中学生の時に拾ってきた雑種の子犬、リョウ。

2代目は、リョウ亡きあとに叔父が連れて来てくれた純血柴犬のマメ。

リョウは、今思い出しても悲しいのですが、

散歩中に、道に撒かれていた除草剤を食べてしまったらしく、

ひどい中毒で苦しんでその日のうちに亡くなりました。

マメは長命でした。12年くらい生きました。

かなりの老犬となった頃に悪性の腫瘍が見つかり、

もうおじいさんだから、手術はやめましょうと獣医さんに言われ、

そのまま、老衰のようにして自然に弱って亡くなりました。

若い時は気性の荒い柴犬でしたが、

おじいさんになるにつれて性格もマイルドになり、

うちの長男が生まれてからは、長男と遊んでくれたりしました。

 

さて。

実は犬を飼おうという話になり、準備中です。

理由は、私も夫も、動物のいる環境で大人になったから。

親に叱られたり、学校でなにかあったときも、

犬は話を聞いてくれ、なぐさめてくれました。

うちの父ちゃんに至っては、両親が不仲でケンカが絶えなかった時に、

ポチといっしょに小屋で寝たこともあるそうです。

だぶん、犬を飼って大人になるのとそうでないのでは、

違いがあるだろうね、という話になり、

急遽話がまとまったのでした。

うちの子どもたちも大きくなったしね、

犬の世話できる時間的余裕もできたよね、と。

 

それで先日、里親募集の譲渡会に行った時に「この子だ!」

と思う子に会えたのです。

生まれが不明なために年齢も不明のようですが、

どうも1歳台とのこと。

野良犬として保護され、1年近くシェルターに暮らしていたあいだに大きくなった子。

 

ほかに何頭もいたのですが、

私は「この子だ!」と思ったのです。

人の目をじっと見て話を聞ける子で、

とってもおとなしくて、飛び付きもせず、吠えもしないという、

なんともマイルドな性格の子。

父ちゃんも子どもたちも「この子に決めよう」と言ってくれたので、

家族総意で決定。

 

里親譲渡会は、ペットの殺処分ゼロを目指す活動をしている団体の方が主催していたもの。

ほんとうに、こういった活動をしている方たちには頭が下がります。

尊敬します。

 

家庭環境と犬との相性もあるとのことでトライアル期間が1ヵ月。

そのあとに正式譲渡となるそうです。

犬がいる生活に、わくわく。