イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

自己満足は大事だ。

実家から、古い楽譜をまとめて持ってきました。

よく見ると、小学校時代に弾いたもの、

中学校の合唱コンクールの楽譜などなど、

あり得ないほど変色したわら半紙プリントばかり。

あらー。楽譜は捨てない子どもだったのね私。

面白そうだったので試しに、合唱コンクールの曲を弾いてみました。

当時あれだけ毎日練習していたんだし、

ちょっとくらいは覚えているはずだ、

という気持ちがあったのですが、

一切弾けませんでした。。。こんなに難しかったのか?あの曲よ・・・。

現在の自分の実力のなさに愕然。

ああ、37歳なんてこんなものですよ。

長男も、見よう見まねでピアノを弾き始めました。

ピアノの経験値はゼロ。

もちろん、右手しかできません。

それでも、楽しいようです。

私が弾いているのを隣で見ていると、

「鍵盤押さえるだけならオレにもできる」、という気持ちになるそうです(笑)。

 

話が少し飛びますが、

長男は相変わらず裏庭で毎日、友達やばあちゃんと草野球しています。

「一塁まわったー!!」

という声がしたので、

ベースなんかあったかな、と思ったら、

裏の家の脇のほうに片付けてあった屋根瓦の余りを3枚持ってきて、

一塁、二塁、三塁、と設置してありました。

子どもって、頭やわらかいわー。瓦がベースとは。

走者はご丁寧にスライディングまで披露して、ウケました。

娘は打つのも投げるのもあまり好きではないようですが、

なぜか出塁だけは好きで、よく代走やってます。

スカート+タイツでスライディングはやめてほしいものです。

穴が開くのも時間の問題でしょう。

今までは100円ショップの安いバットとボールで遊んでいたのですが、

ボールが軽すぎてコントロールが定まらないから軟式球が欲しい

というので、公式球でない安いのを買ってきました。

すっかりそれで投げられるようになり、

ストライクもなぜか入るように。

物置をがさごそしていたら、

野球をやっていた従兄弟が使っていたのであろう金属バットが出て来たらしく、

それと軟式球で本格的な野球遊びが展開中。

昨日は3時下校だったので、自転車で友達が遊びに来て、

楽しそうな声が響いていました。

こないだ従兄弟に会ったときに、長男が野球遊びにハマっていると話したら、

テニスのサーブ打つ動きは、ピッチングと同じ筋肉使ってるんだよ、

と言われてみょうに納得しました。

 

不思議なんですが、

人間、好きになるとやれる。

昨日は風呂で長男とその話をしていました。

試合があるわけじゃないけど、

ストライク入るように、ヒット打てるように練習を積む長男、

発表会があるわけじゃないのに、ピアノの練習に興じる母ちゃん、

それは実は同じだよねーと。

好きだからやってる、

ただそれだけ。

完全に自己満足の世界ですが、

それでもいい。

誰かに認められたり、

ほめられたりしなくていい。

誰かと比べられない世界で、

自分の楽しみのために何かに夢中になる。

私も長男も、上達するペースはほとんどカメのようですが、

それでも、楽しい。

これは自分にしかわからない喜びです。

 

毎日やれば、そのぶん上手くなる。

その手ごたえだけのために積む時間は、

なにか見えないものにちゃんとつながっている気がします。