その後、誤購入の六穴の篠笛がどうなったか。前回の続き。
穴を開ける機械を持っているというNSさんに会い、笛を渡すと
半日預かってくれ、御自身が手持ちの笛と吹き比べて音階の検証などしてくれました。
そして結論「1つ、穴をあけても音階は同じにはならない」。
夕方、受け取りに行くと手持ちの笛も並べて見せてくれ、
笛の長さそのものが違うと説明してくれました。
そのため穴の位置も違うとのこと。
穴開け作業で万が一竹が割れたりしたら吹けなくなってしまうし、
これはこのまま使った方がいいね、と。
お礼を言って帰宅する途中、一緒に連れて行った長男が歩きながら
「聞いてお母さん、これはこういうことなんだよ。
つまりこの、六穴の新品のほうはSSおじさんからもらったもの、
七穴のほうを、お母さんが中古で5,800円で買ったってことなんだよ♪」
あ、そうか。
そうだね~そう考えればがっかりしないや~!
私がきっとがっかりしていると思って、言ってくれたんですね。
いやあ、いつからきみ、そんなポジティブシンキングになったんだ?!
励ましてくれてありがとう!
家に帰ってから二人で音階がどのくらい違うのか同時に一穴ずつ吹いて検証しました。
そうしたら、上から4つまではまったく同じ音階。
そして下の二つの穴になると音が違いました。
というわけで、まったく演奏に使えないということはなさそうです。
練習用でもいいよね、と私が言ったら長男
「音が合わないとこだけ吹かなけりゃ、本番で使ってもいいんじゃね?」
ですって(笑)。
つまり、合わない音階はエアーなわけね。
篠笛は和楽器なのでファの音階が欠けているそうです。
その音階をドレミに揃えたものが「唄物」と呼ばれる種類の笛で、
それはすべての音階があります。押さえ方によっては半音も出せます。
私たちが持っているのは「古典調」「お囃子用」と呼ばれるもの。
なので、リコーダーのように吹くと変な感じがするのですが
(沖縄音楽にレとラがないのと同じ感じ)
それなのに長男、なぜか市の音楽会でリコーダー演奏する『情熱大陸』を吹く(笑)。
まだまだ未熟でぜんたいに音がかすれるためなんとなくケーナの音にも似て、
と心で思っていたら父ちゃんは「なんかあの情熱大陸、モンゴルっぽい」とつぶやいてました。
モンゴル・・・。
余談ですが、ちゅーたんがなんと一発で音が出ました!
将来有望~~~。お囃子即戦力?!
手が小さいので穴をふさぐのはまだ無理ですが。
二本あってよかったね、と子どもたちは喜んでおります。
私も、力まなくても音が出せるようになってきました。
リコーダーでも、レとドは音が割れたりひっくり返ったりしますよね、
あれと同じで、一番低い音は難しいです。
あと、オクターブ高い音を出すのもまだ私はできません。
でも、難しいからおもしろい。
コツコツ練習あるのみ。