イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

書かないと覚えられない

放送大学の勉強を始めて早十日。

教科書を見ながら、ちゃんと放送授業の講義も聞いて、

教科書に線まで引いてるってのに、

理解度は実は60%ということはよくあります。

 

私は学生時代は勉強はほんとに苦手でした。

苦手というより、嫌いでした。

勉強する意味がわからなかったんです。

だから楽しみも見つけられなかった。

仕方なく、やらされてやっているという気持ちでした。

高校ではレベルが高すぎてついていけず、

いつも順位は200番台半ばをうろうろ。(生徒は300人!笑)

よく卒業できたもんだと今さら思います。

 

話がそれましたが、

今になって「聞いてるだけじゃ覚えられない、理解できない」、

ということを痛感し、

放送授業を聞いたあとにノートを作っています。

つまり復習ですね。

講義だけ聞いていたのでは60%だった理解度も、

ノートに要点を書き出していくと、

あ~ら不思議、なんだこういうことだったのね、

と魔法が解けたように理解できること多々。

ああ、書かないと覚えられないのね私。

 

 

中・高・大学校時代、

ノートを作る、ということはしたことがありませんでした。

ノートってのは、学校の板書を写すことだと思い込んでいました。

自分で教科書をまとめる、なんて発想は私にはなかったのです。

ノートを作れば理解できる、と発見・認識したのは、

25歳の時に保育士の受験勉強をしていた時でした。

完全に独学だったため、

手に入れた教科書を片っぱしからノートにまとめていき、

頭の中に書き込むというような作業でした。

自分の記憶の印象に残るように、偉人の似顔絵まで描き込んで。

そのあとに過去問をやる、

しかも、過去問は問題を覚えてしまうまで何度も繰り返す、

という勉強法でした。

ああ、高校生時代にこの勉強法に自ら気付く機会があったなら(人に勧められてもぜったい実践しなかったに決まってるけど)、

私は違う人生があったかもしれないなあ~と思ったりしたのでした。

 

最近では、大人になってすっかり縁遠くなっていたペンだこができてきて、

ちょっとうれしい気分。

私、文字を書く作業は好きなんですね。

こないだ芯を替えたペンも大活躍中。

幕末の昔、オランダ語の辞書を貧乏がゆえに買えなくて、

どうにか借りたのを片っぱしから写した勝海舟はほんとうにすごいと思うわ。

おかげで彼はオランダ語ができたんだそうですからね。

武術で鍛えた折れない精神も手伝って、やりとげられたんでしょう。

 

”十遍読むより一遍写せ”、とは真実だなあと思う日々です。