年間通して、一番よく見る夢、
それは、「郵便局の窓口で仕事している」というシュチュエーションの夢。
じっさいに、私は2年間あまり、郵便局の窓口で仕事していたことがあります。
毎日昼11時~夜7時までの遅番窓口でした。
そのときの局長がめっちゃいい人で(今でも大好きで仲良し)、
私が農大に行くことを決めたときも喜んでくれ、
「おれもさ、農家の出身で、大学は夜間に通って働きながら卒業したんだ」
と言って、
「学校の授業が終わってから、今度は裏方で働いてよ」
と、応援してくれました。恩人です。
(だから、うちの末っ子の名前には一字、局長の名前が入ってます。)
そんでもって私は窓口は引退し、夕方からは郵便の押印機(消印をつける機械)を回したり、
郵便番号別に区分する作業をやっていました。
10年以上も前の郵便局なんてのは、ちょうど公務員から公社になったときで、
まだまだのんびりしたもんでした。
当時のメンツも面白い人が多く、
みんなのんべなキャラクターで、
飲み会も多くて、上司・同僚というより飲み友達でした。
それぞれ、ご栄転や退職などで散り散りになり、
私が仕事していた局には知り合いは殆ど残ってませんが、
今でも年賀状だけは全員とやりとりしていて(さすがそこは郵便局員)
いい思い出です。
話は戻りますが、
窓口の仕事ってのは当然、切手を売ったりハガキを売ったり、
あとは、郵便物の郵便料金を計量したりしてお金のやりとりがあるわけです。
小包のサイズをはかったりもします。
夕方になって、売上と現金を突き合わせると、「お金が合わない!!」
となることが時々あります。
だいたい、10円とか20円とか小さな金額なのですが、
なかなかそれが出てこないことがあり、
判明するまでひたすら切手の枚数を数え直したりして探し回るわけです。
小銭のやり取りのなかで、どうしても釣銭間違いやその他もろもろで小さな間違いが出てくるわけなんですが、
そこはやっぱり金融機関、
「お金が合わない」だけでは済まされない。
過不足金連発すると上司から叱られます。
そんなわけで、毎日夕方になると戦々恐々として、
釣銭箱に入っているお金をすべて数えるんですね。
その思い出がよほど強いとみえて、
今でも、「郵便局の窓口で仕事をしていて、最終的にお金が合わない、どーしよう!」
という夢を見るんですね、ハイ。
でも、お金が合わないだけじゃなく、
窓口業務の仕事の夢はほんとによく見ます。
めちゃくちゃ一生懸命仕事している内容の夢が多いため、
目が覚めると、「おわ!びっくりした。夢か」
と拍子抜けします。
同時に、「あ~、時給も出ねえのにめっちゃタダ働き」
とガッカリもします(笑)。
私は農大卒業と同時に結婚して八ヶ岳へ行ったので、
つまり郵便局の仕事をやめて丸11年。
かつて飲み友達だった上司たちもすっかり出世しているみたいです。
私も、どっかの誰かの夢の中に登場しているかもしれないですね。