イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

年女

むかし、郵便配達で生計を立てていた頃、

配達先のおばあちゃんに、

「あんた、何年生まれかえ?」

と聞かれ、

酉年です!と元気にこたえたら、

「酉年は、はばたきびんぼう」

と笑いながら言われたのをよく思い出します。

まさに、私の人生は常に羽ばたき貧乏そのもので、

当時もそうだったけれど、

それからもずっとそうだったし、

今も相変わらずな気がします。

この言葉を思い出すと、なんか吹っ切れる感じがして、

みょうに好きです。

 

年賀状を用意していて、

切手部分に印刷された酉さんをみるたびに、

来年は年女であることを実感させられています。

農大に社会人入学したのは、24の年女のときでした。

あれから12年かあ。

あんときゃ独身だった。

しかも、一生ひとりで生きていけると思っていたし、

やればなんだってできる、

自分は無敵だ!と、

全身全霊で思っていました。

若いって、すっげえなあ。おおこわい!(笑)

 

さて、来年はちょっと新しいことやりたいなあと、

ぼんやりと思っています。

この10年近く、

結婚して、子ども産んで、育てて、

ずーっとずーっと、

自分てものをじっくり見つめる時間がありませんでした。

引っ越しもたびたびしたし、

そのたびに、がむしゃらに頑張りました。

子育てに夢中になるあまり、

自分のためにお金や時間を使うことが、はばかられると思っていました。

でも、ちがう!

来年の私は、ちがうぞ!!

とひそかに自分に誓っております。

母ちゃんだからといって、

なにかをあきらめない、

外で充電して、

家でピッカリと光れるような、

そんな母ちゃんになりたいなあって思っています。

さあ、どんどんいこう!!羽ばたき貧乏ばんざい!!