イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

25m

夏休みに入ってから、

長男とせっせと通い詰めている温水プール

去年までは、泳ぎを教えようとすると、

ちょっとうっとおしそうにして、

逃げていってしまった長男。

ちなみに長男は、保育園でスイミングスクールに集団で通ってはいましたが、

とくに何も泳げません。

しかしながら、もともと水が大好きで、

わが子ながら泳ぎのセンスは悪くないのでは?

とは思っていました。

卒園後も、再三、再入会のお手紙が来ていたので、

月謝は高いけど、行ったら?

とこちらからすすめらこともあったのですが、

いかんせん本人にその気なし。

 

今年は違いました。

何か、思うところがあったのか、

泳げるようになってみたい、と本人。

そんじゃがんばろう、と長男の泳ぎマスターに付きあうことになりました。

母ちゃんは、体育系すべてにおいて不得手ではあるものの、

泳ぎとマラソンだけはそんなにひどい有様ではないので、

教えてあげることができます。(球技は一切無理。)

そんなわけで、平泳ぎ。

何度か教えたら、息つぎもできるようになり、

なかなかうまい!

二日目には、形になりました。

そんでもって今日、三日目。

「この夏で、平泳ぎで25m泳げるようになりたい。」

プールの中で、長男が言いました。

最初の”けのび”で水の抵抗を上手く利用すれば5m進めること、

体を水と同じように平行にすれば、より速く進めること、

掻くときのフォームに無駄がないほうが疲れないこと、

などなど、けっこう細かいことも、やってみせながら噛み砕いて伝えると、

しっかり納得できたようで、すぐにその内容を呑み込みました。

25mの半分付近になるとさすがに疲れるのか、

一度立ってしまいますが、

それでも、半分は泳げるようになりました!

全然泳げなかったんですからすごい上達です。

「半分まで泳げるようになったじゃん!すごいね!!」

とほめると、

うれしそうにニコニコ。

そうは言ってもずっとやっていると疲れてしまうので、

途中、遊んだり、浮いたり。

それでも、疲れが取れるとあきらめず何度でも25mに挑戦する長男。

懸命に泳ぐ長男の横顔を見ながら、

私も伴走で泳ぎます。

真剣そのものの長男の顔。

後半が苦しいんですね。

よし、あと10mだよ!

がんばれがんばれあと5m!!

そしてついに、平泳ぎで25m泳ぎきりました~~!!

「泳げた!!!」

と興奮して言う長男。

「すごいね!!できちゃったね!!」

二人で笑いました。

 

なんでもそうですが、

親のしてやれることなんてほんとに小さいなとつくづく感じます。

本人次第。

本人の気持ち次第。

泳ぎたい、と言った長男の気持ちが、

目標を達成させたんです。

やれと言われて、できるもんじゃない。

 

今日は、25m記念日!

がんばったなあ~~母ちゃんもうれしい!