イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

ひっさん

猛スピードで進んでいく長男の算数。

二桁の足し算が始まったなーと思ったら、

いつの間にか、二桁の引き算。

2年生の1学期で、こんなにとばすんだなあ・・・・

さしあたって、2学期のメイン「掛け算九九」に間に合わせるためか。

 

宿題は基本的に自分ですべてやりますが、

わからないと

「おかーさーん!!」

とお呼びがかかります。

国語の宿題で呼ばれることは皆無ですが、

算数となると

「おかーさーん!!」

オンパレードです。

 

二桁の足し算は、どうも先に10の位から足したくなってしまうらしく、

何度もやり直し。

こちらも口が悪いときたもんで

「ちがうっしょ! ケツから足せって言ってんのよ」

=1の位から足しなさい。

ほんとに口が悪いったらありゃしない私。

 

やっと1の位から足せるようになり繰り上がりに慣れたと思ったら、

あっという間に繰り下がりの引き算。

長男は混乱。

「借りてくる」はできるものの、

借りてきた10をどう料理してやればいいのか悩む悩む。

そうだよなあ。

そりゃ悩むよ。

目に見えないもの、数字だけいじっているんだもんね。

母ちゃん、算数苦手だったから混乱する長男の気持ちがよ~~~~くわかります。

二人で机にかじりつき、

ひとつのイスに二人で座って、あーでもないこーでもない。

 

母「この借りてきた10は、下の階の人と引き算。」

長男「そんで?」

母「10-6は?」

長男「・・・・4!」

母「そしたらここに、4てメモしときなさいね」

長男「4!」(答え欄にでっかく)

母「メモって言ったっしょ! まだ答えじゃないよ」

長男「あ、そっか」(急いで消しゴムで消す。消し方はめちゃくちゃ雑!消えてない)

母「4は隣にメモね。 そんで、メモと二階の人で足し算。」

長男「なんで足すの? 引き算なのに?」

母「・・・・・ほんとだよね。でも、おかーさんもそう思ってたけど、

  今でもそう思うけど、それ以外に方法ないみたい」

長男「わかった。足すと・・・・5?」

母「できたじゃん!」

10の位は、単純に引けばいいだけなのでスっとできます。

 

長男「ああ、おれダメだあ。引き算苦手~」

わかるな~その気持ち!

でも、だめだめ、苦手って思うと嫌いになっちゃう!!

かつての自分を見ているようで、母ちゃんは焦ります。

母「苦手って思うから苦手に思えるんだよ。

 要は気持ちの問題ってこと。

 こんにゃろ、こんなのカンタンだ!って思わないとね」

長男「う~ん」

 

苦手意識を取り払う必要があると思い、

”おかーさん問題”を作成。

なぜか、おかーさん問題は嫌がらずやる長男。

うれしいんでしょうね、たぶん。

繰り下がり引き算を6問、出題。

頭が引き算に慣れたせいか、

時間もかからず、間違いもナシ!

丸付けをしながら

「でかした!! 天才!!」

とほめたら

「もっとやりたーい!! なんか、超カンタンだしおもしろい!!」

笑顔が出ました!

自信って大事ですね~。

 

長男「あのさー、こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど・・・・

   おかーさん自分で作った問題なのに、丸付け遅いんだね。」

ギクッ!!

母「・・・・おかーさんでも、繰り下がりの引き算はちょっと難しいということだよ。

 いっしょに勉強したら、おかーさんも算数得意になっちゃうかもしれない」

と自分でそう言いながら、ほんとにそうかもしれない、という気がしました。

長男と、算数を一緒にやっているうちに、

まったくできなかった百分率や、速度と距離と時間の問題も得意になっちゃうかも?!

 

算数って奥が深い。

”引き算なのに、なんで足すの?”

確かにね。母ちゃんにも、わかりませ~ん!