イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

母親孝行

もうすぐ母の日。

「あー親孝行ってしてないな~~って、思うよねえ」

と晩酌しながら父ちゃんに話しかけたところ

「親孝行なんて、できるわけねえじゃん。」

とそっけない父ちゃん。

そうね、あなたの場合は不良さんから更生した時点で、

一生分の親孝行したかもね~。

「いいから、親孝行してみなさいって」

といって勝手に高萩の実家へ私が電話(笑)

「俺は出ねえぞ!出ねえからな!!」

父ちゃんは呼び出し中、私をにらみながら小さく叫んでいたけれど・・・・

 

「もしもーし、お義母さん?

 あのね、今、もうすぐ母の日だけど何にも親孝行してないねー

 って言って、電話でもしてみようと思ってかけた~。」

と私が言うと、

「なんだべねえ(笑)、元気け?」

とお義母さん。

「元気だよ~。今、ウチの親方に代わっかんね~(代わるからね~)」

と言って父ちゃんに受話器を押しつけると、

嫌そうにしながらもちゃんと受け取った父ちゃん。

「ゴホン・・・・もしもし、おれだけど」

オレオレ詐欺じゃんか!!と爆笑しそうになるのをぐっとこらえ、

私は子どもたちとお風呂へ。

 

嫌そうにしてはいたものの、

いざ母ちゃんと電話というのも悪くないらしく、

私と子どもたちがお風呂からあがるまで、

ゆっくりしゃべれたようです♪

 

普段、用事があっても私に「高萩に言っといて」

と伝言するくらいの”電話無精”。

でも、お母さんはきっと、私なんかより息子の声を聞きたいに決まってるじゃん♪

ちょっとだけ、母親孝行できたのでした。