イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

スイミング参観

「お願いお願い! スイミング見に来て!!」

と娘からお願いされ、

まあ、たまにはいいかと思って保育園の団体スイミングの参観に行ってきました。

スイミングの待合室(?)って、暑いんですよ・・・

それに、チビ太も歩き回って追いかけるの大変だし。

気乗りしなかったのですが、

長男のときにも1回行ってあげたことがあったので、

不公平にならないよう1回くらいは・・・と。

 

ガラス越し、楽しそうに水に入る娘は、まさに

「水を得た魚」。

小さいときからお風呂大好き、

年少さんのときはスイミングに通えるのを心待ちにしていました。

そんなわけで、新学期から張り切っているのです。

 

娘は私に気が付いて、かなり遠いのにちゃんとロックオンしてくれ、

嬉しそうに手を振ってくれました。

よほど嬉しいとみえてたびたびこちらを見て手をふるので、

ちゃんと先生の話を聞けてないんじゃないかと心配になりましたが、

先生が話を始めるとちゃーんと先生のほうを向いて、

まわりの友達と同じことをバッチリこなしていました。

そんな様子を見ているうちに、2年前の長男のスイミング参観のときのことを思い出しました。

そのときも長男に乞われて出かけた参観。まだ次男がハイハイの頃。

長男は、ガラスの向こうの私に気が付いたものの、恥ずかしかったのか見ていないふりをし通して、

チラリとこちらを見たので私が小さく手をふったら無視をきめて、

背中で視線を受け止めていましたっけ(笑)

 

いやはや、全然ちがうなあ・・・・・

娘は手を振りまくりです。

でも、ちゃんと先生の話も聞けているわ。

なんというか・・・・女子は2つのことを同時進行でもどうにかできるのかもしれない、

という気がしました。

そうだよなあ、ひとつのことしかできなかったら、

家事が終わらないもの。

まあ、2番目さんなので要領もいいのでしょうけれど。

 

 

教室が終わって、お着替えの場所に戻る娘を待っているあいだ

続々と戻ってくる保育園の子たちに

「**ちゃんのママだ~ なんでいるの~?」

と質問攻めされながら、

みんなの様子を見ていて、ふと思いだしました。

娘が、「このタオルじゃやだー!」と言ったこと。

子どもたちの半数くらいが、

タオルにスナップボタンがついてスカート状になっているのを持っていました。

しかも、ディズニーだったりアニメキャラだったり。

そんでもって、それをマントのようにしていたのです。

なるほど~。

スイミングを始めた頃、娘のはただのスポーツタオルでした。

白地に「茨城県高校体育連盟」と書いてある・・・

高校で体育教師をしていた叔父からもらったやつ(笑)

これがとっても嫌だったらしく、

どうにかしてほしいとお願いされました。

これだから女子はめんどくさいわ~みんなと違っててもいいじゃないか!と思いながら

家にあったミニバスタオルのピンクのやつ(これまた無地)に

ニコちゃんマークの名札(これも、裁縫箱の底のほうに何年も眠っていた)を縫い付けてあげ、

「これでいいでしょ! ピンクだし、ニコちゃんつけたよ!」と。

受け取りながらかなり微妙な顔をしていた娘の、心がやっとわかりました。

なるほどな~。

あなたのあれでは、地味だね(笑)

しかも、マントみたいにしたいんだね。

 

そんなことを思っているうちに、

娘が階段をあがって戻ってきました。

来月に控えた誕生日には、スイミング用のタオルをプレゼントにしてあげよう、

(でも、ディズニーやアニメのはダメだな、値段も高いし、母ちゃんああいうの好きじゃない・・・)

と思いながら娘とハイタッチしました。

娘は、「自分のためだけにおかーさんが来てくれた!!」

という喜びでいっぱいの顔でした。

そうだよね、4人もいたら自分だけなんて、ひとり占めなかなかできないもんね。

女子はめんどくさいなんて思ってごめん。

母ちゃん、参観に来てやっとわかったよ。

子の心親知らず。

女子の心、母知らず。