ふたたび、働く父ちゃんの話題。
父ちゃんから電話あり、
「消毒液って家にあるか」
との問い合わせ。
「マキュロンとかないけど、無水エタノールならある」
と答えると、
「わかった。あと、包帯ある?」
そこまで聞いて、
「は??? 何か大けが?!」
と問い直しました。
消毒液までならまだわかるけど、
包帯!
ただごとではないのでは??
実は前日もユズのでっかいとげにやられて
一昔前の任侠映画の主人公よろしく頬に一文字の傷を付け流血しながら帰宅。
「どこけがしたの?」と問いただしたところ、
「・・・・刈り込みハサミが、すねに刺さった」
と低~~~~い声で父ちゃん。
刺さった、と言えば簡単に聞こえますが、
本職の使う刈り込みと言えばそんじょそこらのとは違って刃も長い。
しかも、切れる。べらぼうに。
痛~~~~~っ!
傷は小さいけれど深い、と言うので、
そりゃ縫ったほうがいいだろう、しかも破傷風も怖いと思い、
「迎えに行くからそこから近い病院へ行こう」と話したら、
「病院なんか行ったら縫われちまうだろうが」
と(笑)
縫われちゃだめなんかい!!!
よくよく聞けば、傷は午前中にできたもので、
午後になっても血が止まらず、
すでに地下足袋の底は血のりで濡れて滑るほどだというのです。
なんと恐ろしい・・・ハロウィンもびっくりだよ!!
現場を少しばかり抜ける旨お客さんに伝えたところ、
事情を聞いたお客さんがそれは大変!と驚いて、
なんとも親切ながらそばの総合病院まで送ってくださることになりました。
処置が終わった父ちゃんを迎えに行くと、
「4針縫った」
とのこと。
「麻酔されてさー、屋外でできた傷だって言ったら歯ブラシみたいなのでゴリゴリ洗われてよ~~~」
痛い、痛いよ~~~ 聞いてるだけでじゅうぶんすぎる痛み!!!
「若い男の看護師でよ、痛いですか、とか聞いてくるんだけど
ほんと、オレおっかなくて傷のほう見られなかった
オレの脚、どーなっちまってんだよおって気分だった・・・」
だろうねえ・・・・
私も20年くらい前にものもらいの切開をしたことがありますが、
麻酔がまったく効いてなくて、
確認もされなかったため、
まったくの麻酔なし状態で切られた経験があります。
今思い出してもぞっとします。
医者の診察によれば、本人の思っていたよりも傷は浅く済んでおり、
筋肉にまでは達していなかったとのことで何より。
破傷風がこわいので、トキソイドの注射を1本。
帰宅した痛々しい姿を見て子どもたちは
だいじょうぶー?と心配顔。
痛い、と普段言わない父ちゃんがさすがに歩くたびに「いてえ、いてえ」と言うので、
よっぽど痛かったのでしょうね。
さすがに昨日の今日だし、今日は休むんだろうと思っていたら、
起きてきて、血がもう出ていないことを確認したのち
「弁当作ってくれ」と・・・・。
ごく普通に弁当を持って出かけていってしまいました・・・・!!
あんた、鉄人かい!!