イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

末っ子はつよい

ダラダラ夏休みの小学生組を、

じーちゃんが市営プールへ連れて行ってくれること数回。

じーちゃんはおおもと努めていた会社を定年退職してから10年、

いろんな仕事を斡旋してもらっていたようですが

ついに6月末で契約が切れ仕事がなくなったとのこと。

なんのあてもないので毎日日曜日になりました。

 

それで、当初じーちゃんがプールに連れて行ってくれたとき、

帰宅してからすぐに私に

「もう、じーちゃんとはプール行かない」

と子どもたち。

「え、なんで?」

と問い返すと、

じーちゃんは口うるさいんだそうです。

危ないから**はだめ、というのはまだわかるとしても、

どうやら普通に遊んでいるだけでも

「泳ぎを教えてやる」

とか

「そんな泳ぎ方じゃだめだ」

とかなんだかんだうるさいんだそうな。

「一緒に行っても楽しくないからもう行かない」

と子どもたち・・・・・。

 

前にもここで書いたかもですが、

私は実家の父(つまりじーちゃん)とは若い頃から気が合いません。

だから、まともな話をしたことはほとんどなし。

事あるごとに私の行動に対して反対し、

まともにこちらが意見を言うと猛然と怒り出しへそを曲げるタイプで、

そのあと一週間口をきかないとか、そういうのが毎度。

とにかくこじれるとめんどくさいことこの上ないので

なるべく付き合わないようにしてきました。

趣味も考え方も真逆すぎて、わかり合えない存在、という感じ。

まあ、うちの父ちゃんも実家のお父さんとは似たような感じらしいので、

団塊の世代の親父というのは似たりよったりなのかもしれませんが。

だから、プールについてもなんか私が言ったりすれば

非常にめんどうなことになり、いや〜〜な雰囲気を味わうことになるのは火を見るより明らか。。。

 

でも、じーちゃんは暇を持て余しているのでたびたびプールに誘ってくれる・・・・・

どうしたもんかなー

と思っていたらある日。

プールに行くかとお誘いの電話が自宅の電話にかかってきて、

結局連れて行ってもらい帰宅した子どもたち。

「今日は超楽しかったーー」

とな。

ほお。なんでだろ?と思ったらどうやらチビ太がじーちゃんに

「おれたちはプールに遊びに来てるんだから、

 泳ぎがだめとかうるさく言わないで。楽しくなくなるから」

とストレートに言ったらしい!!

いやあ、これには驚いた。

でも、7歳児に言われたらぎゃふんで、じーちゃんもそうかと納得したらしい。

(私が言ったらぜったいモメたに違いない(笑))

 

仕事人間で、子どもを遊ばせたことがなかったじーちゃん、

子どものツボをほんとにわかってなかったんでしょうけど、

はっきりとダメ出しされてようやく気づいたんですね。

 

その後も、プールには何度か行ってますが、

子どもたちは誘われると嬉々として行くようになりました。

言わなきゃわかんないことってあるんだよね。

お互いにとって良かったんじゃないでしょーか。