昨日で、2日間日程のスクーリングが終了。
来月は本命の心理学実験1があります。
(シリーズは3まであるけど、2と3は受講済み)
さて、今回のスクーリングは精神医学と昨日書きました。
つまり、精神病についてです。
せっかくなので、勉強したことについて書きます。
<うつ病>
これは、薬よりも最も効果的なのは適切な休養だそうです。
つい、抗うつ薬と思ってしまいがちですが、休養が先とのこと。
仕事をしているならまずは仕事を休み、
次に、希死念慮つまり自殺企図をしないよう働きかけることが最善だそうです。
この、希死念慮について素人考えだとつい、
死のうと思っているだなんて言ったら、相手にとってそれを気が付かせるきっかけになってしまうのでは?
と心配になるのですが、
うつ病にかかると、だいぶはじめのほうから
「自分なんてもういないほうが・・・」
という考えに至るとのこと。
なので、自殺企図については特に注意する必要があるので、
まさかそんなことは考えていないよね?と伝えることは重要とのことでした。
ちなみにうつの方の85%は最終的に治るそうです。
自死というのはうつの場合に起こる事故、と講師の先生が昨日おっしゃっていて、
自死の場合の精神医学的解剖の結果は、
「90%が何らかの精神疾患があった」
とされるそうです。
うつは、死ねてしまう病気、ともおっしゃっていました。
世界的に見ても自殺者数は高齢者に多いのだそうですが、
注意深く診察する必要があるとのことでした。
余談ですが、日本と韓国では若い女性に自殺者が多いそうです。
また、統計の数字上で見る限りでは若い女性の6人に1人がうつ病を発症しているのでは、とのこと。
6人に一人はちょっと言い過ぎなのかな〜と講師もおっしゃってはいましたが、
考えてみるとかなり多いですよね。
若い女の子たちは、色々悩んでいるのかな・・・
さて、自殺防止のための活動原則、というのも勉強したので紹介します。
「TALKの原則」(カナダ発祥)というもの。
Tell(伝える)
Ask(たずねる)
Listen(傾聴する)
Keep safe(ひとりにしない)
この4つの頭文字をとってTALKの原則。
最も大事だとされるのは3つ目のListenで、
これは、ただ「聞く」のではなく
「傾聴する」というのがポイント。
相手の語りにむやみに割り込んでいくのではなく、
丁寧に聞く姿勢が大切とのことでした。
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知らないことを知るって、大事ですね。
それから、知っているつもりになっていることって案外多いよな、
と勉強するたびに思います。
スクーリングは時間も使うしお金もかかるから大変なんだけど、
行ってよかったなと感じました。