イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

物騒だった話

一昨日28日。

じつは、市の庁舎に爆破予告があり、業務を停止しているとのニュースが。

市のHPをチェックしたら、庁舎の爆破予告の件は載っていたので、

ふうん・・・と思って読みました。

なんでか知らんが、犯人は「ビットコイン」なるものを要求しているそうな。

ビットコインてなんだ?仮想通貨?

 

28日の夕方に学校からの一斉メールは届いたのですが、

「詳しくはこちらをクリック」っていう添付ファイルが開けない。

何度やっても開けない。

内容確認で学校に電話してもよかったんですが、あいにく学校は運動会の代休でした。

かけても誰も出ないわな、と思い、

どうも学校は通常営業するらしいということは他の文面でわかったので

そりゃ市の庁舎に予告があっても学校は休まないだろうね、

などと思ってそのままにしておいたところ、

実はその開けないファイルがミソだった(笑)

 

パートに行ったら、他の子持ちの同僚から

「学校行かせた?」

と聞かれ、

「え、行かせたよ?」

と私が答えたら、

「心配だよね~」と。

「けっこう休ませたうちもあるみたいよ」

とも。

そこで初めて私は、休ませても欠席扱いにならなかったことを知ったのでした。

しかも、

市内小中学校・高校をターゲットにした同様の予告があり、

しかもサブマシンガンを持って、現場の混乱に乗じて児童生徒を誘拐、

などというかなり物騒な内容だったらしい。

(しかもやっぱりビットコインを要求。)

 

そんなことはつゆ知らず。

フツーに学校に行かせたわが家。(しかも自分も普通にパートに出てる(笑))

うちの子どもたちも、知る由もなし。

登校したら、ちゅーたんのクラスは半分しか学校に来なくて、

あれ、みんななんでそんなに休みなの?

と。

兄ちゃんは来たけど恐怖で泣いてしまい弟はやっぱ休むとなった子、

逆に、妹はなんもわかってないけど、兄は思いっきり怖がってしまい休んだ子、

2時間目まで受けて、早退した子などなど、さまざまだったらしいです。

そういう話を聞くと、子どもを要らぬ恐怖におとしいれて、

さらには忙しい学校の先生たちを翻弄してなんと腹立たしい!

という気がしてきます。

 

早帰りも知らなかった母ちゃんは、

子どもたちがいつもより早く帰宅してきたので

「おや?」と。

長男がただいまも言わず開口一番

「おかあ!なんで早帰りか知ってる?!!」

と。

爆破予告あったんでしょ?」

「ハア?!知ってたんかよ!」

「うん、職場で聞いた。」

「みんなレジャーシート持ってきててさ!うちのきょうだいだけ持ってきてなかった!!」

「は?!なんでレジャーシート??」

「校庭に避難するあいだ、座ってるためだよ!俺ら、先生から紙もらってそこに座ったよ!」

紙!!(笑)

B3コピー用紙か?

 

つまり、開けなかったファイルには、

学校を休んでも欠席扱いにならないこと、

その時間は校庭に避難するので、レジャーシートを持参のこと、

いつもの時間より早い一斉下校になること、

などが書かれていたというわけでした。

聞けば、県内で4か所の市で同様の予告があったそうな。

 

 

ランドセルを持って校庭に避難するときに、

長男のクラスの先生は

「重くなるし、教科書は持たなくてもいいよ。

 きっと万が一のときは新しく配られると思うよ(笑)」

と言ったそうな。

娘のクラスの先生は

「こういういたずらは罪が重い、しかも日本の警察は優秀だから多分、捕まると思う。

 脅迫というのは用心することに越したことはないけど、

 過剰に反応すると、どんどん内容がエスカレートする場合もあるから、

 学校は休みにはしないんだよ」

という話をしてくれたとのことでした。

N先生、いいこと言う!

ちゅーたんは、友達と休み時間に「バクダン探し」をしたそうな(笑)

危機感ゼロ。

 

 

無事に予告時刻が過ぎて、教室内に入れたあとにようやくの給食になり、

いつもより40分も遅い給食となった子どもたちはお腹がペコペコ!

長男のクラスでは

「休みが8人もいる1年生の教室で、余ったおかずをもらってくるぞ!!」

ということになり、余剰給食をゲット(笑)

盛大にじゃんけん大会をして、おかわり争奪戦があったそうな。

なんとも平和なクラスだ。食い意地だけ一等賞。

 

 

それにしても、もしもこれが保育園への予告で、

自分が勤務時間中だったら・・・

と思うとちょっとぞっとしました。

だって、預かってる園児に何かあったら、責任問題ですからね。

前日からの予告だったとしたら、私はパート休みたいわ、ハッキリ言って。

そう思うと、学校の先生方はかなり嫌な思いをしたんではと思います。

大人は、子どもを守る責任がありますからね。

 

家でも夕飯のときにこの話になり、

自分より明らかに弱い子どもや年寄りに向けて、こういう脅しをするのは卑怯で最低だ、

と子どもたちに話して聞かせました。

いくら世の中に不満があっても、こういうことはぜったいにだめだ、と。

 

まあ、何よりも無事でよかったです。

長男からは

「ファイルが開けないときは、近所の母ちゃんに電話して聞いてよね!!」

とくぎを刺されました。

父ちゃんがそれを聞きながら

「そうだよな、知らないで登校したら、自分たちきょうだいしかいなかったりな」

と笑ってました。