イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

ちゅーたんの面談

さて、おととい放課後にちゅーたんの発達検査「WISC-Ⅲ」の結果について、

お話を聞いてきました。

ちゅーたんはIQは平均点以上で、問題は全くないそうな。

ただ、脳の機能的に、ハイスペックな部分とそうでない部分との落差が激しいとのことでした。

ちなみに、得意なのは絵画・視覚に関する分野。

視覚的情報への反応が極めて高いそうです。

言われて納得。

たしかに、見たものへの記憶力に優れていると感じることはこれまでも多々ありました。(絵本の中の画に、オモシロイものをよく見つける。)

それから、映画やDVDなどを見ているときに一番集中しているのはちゅーたん。

微動だにせず見ていることしばしば。

目から入るものを受け止める力が強いんですねーきっと。

集中できるとその分野でものすごい能力を発揮できる反面、

ざわざわした教室といったような視覚刺激が多い場所だと

脳があちこちにセンサーを発動するため集中できず、

脳が暴走して注意欠陥が起こったりもして、ストレスが増えているとのお話でした。

 

苦手なのは言語に関する分野で、

耳から入ってくる情報をとらえることが難しい様子。

学校では先生たちは言葉で指示を出すのがごく一般的ですが、

指示をとらえきれず周囲より出遅れてしまうことがやはりあるようで、

そうなると「やりたいけれどよくわからない」ということが起こりやすく、

結果的に「うまくいかない」という気持ちになりストレスを感じて、

机の下にもぐってしまっているようです。

昨日は担任の先生と相談学級の先生と私の3人で面談だったのですが、

担任の先生がその話を聞きながら

「ああ、彼の行動はそういうことだったんですね・・・」

と納得していらっしゃいました。

「いつも、行動には理由があるんですよね。それは感じます」

ともおっしゃって下さり、丁寧にかかわってくださっていることに感謝。

 

言語能力と言えば、思い当たるふしがありました。

思えばちゅーたんは言葉が出るのが他のきょうだいとくらべると大変ゆっくりだったのです。

今でも、「あのね~、あのね~・・・・あのね~、・・・・きょうねぇ」

といった具合で、話題に結び付くまで脳みそがロード中になることしばしば。

(親としてはそこがかわいいので気にならないのですが)

言葉にしたいことと、「言語」が噛み合うまで時間がかかるのでしょう。

というわけで、口げんかは全然勝てないちゅーたんのその理由がよくわかりました(笑)。

 

 クラスでは、席を一番前にしてもらったそうなのですが、

それは、黒板を向いたときに視界に入るものを減らすためとの配慮で、

それで、せっかく席が一番前なのに、

昨日彼はイスごとくるりと後ろを向けて、後ろを向いて授業に参加しようとしたそうな・・・

その話題で先生と大笑いしました。

後ろの情報も取り入れたいのですね~。

お笑い芸人志望としては、観客の反応はたしかに気になるところ。 

 

面談の結果、晩秋から娘と同じ相談学級でお世話になれることに。

娘がとっても生き生きと相談学級に行っているため、

ちゅーたんも「おれも行きたい」と言っていたので

面談から帰宅して私が「冬に近くなったら、ちゅーたんも行けるよ」

と報告したら、大喜びしていました。

丁寧に見てもらえるところがあるのはとてもありがたいです。

相談学級の先生も「適切な時期に適切な支援を受けることは本当に大切で」

とおっしゃっていました。

私もまったく同じ思いです。

検査を受けること自体、渋る親御さんが多いとの話も先生からお聞きました。

ほんとはそれってもったいないんですよねーと私が言ったら

そうなんですよーと先生。

具体的なポイントがわかれば、具体的に支援できるわけですからね。

 

余談ですが、先日の学校ブログに一年生が「おおきなかぶ」を朗読劇している様子が載っていて、

よく見たら、ネコだかネズミ役でいちばん最後尾にいる子が床に寝そべっていて

数枚ある写真のうち、全部寝そべってる・・・・全然かぶ抜いてない(笑)

と、そして気づいた私。この服、見覚えがある・・・・

そう。うちの子でした(笑)。

可笑しくて、その話を面談の時にもしたんですが

「あの劇、”おれは今日、いもむしの役”と言ってました(笑)」

と先生。

それを許してくれてる先生に花丸です!!!!