イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

宇都宮小旅行

書道会に入会し課題に取り組むようになってから、

わりと書道にどっぷりの日々。

清書用の紙がほしくて、書道の先生のとこに買いに行ったら、

「書道用品専門店が宇都宮にあるよ。行ってみるといいよ。

 タイミングがあえば、卸値で買えるよ」

と教えてもらいました。

卸値!魅力的~。仕入れ行きたいな~と思いながら半月が経過。

そして昨日、ついに行ってきました!

書道の先生じゃなく、なぜか陶芸のH先生を連れて(笑)

H先生に用事があったので電話したら、

「宇都宮って一度も行ったことがない」と言ったので、

じゃあいっしょに行こう、私が運転するから!という話になり、

あれよあれよと準備して出発。

あーじゃないこーじゃないとお喋りに興じながら4号バイパスをノンストップで北上、

そのまま宇都宮環状線に入り、昼前にはお店に着きました♪

 

書遊 松島堂

宇都宮から、日光の有料道路に抜けるあたりにあります。

宇都宮動物園に近い場所です。

 

お店は、6月にリニューアルオープンしたばかりということで

とってもきれいでした。

紙、墨、筆、印材、画材に書籍・・・・

書道に関係するありとあらゆるものが置いてあり、

特にその筆・紙の種類の多さに私は静かに大興奮。

パフォーマンス用の大きなほうきみたいな筆もありました。

高校の書道部は、こういうので書いていたりするよなあ~。

H先生は専門は陶芸ですが、書もやっていたことがあり

(工房にもご自身の毛筆が飾ってある)

「こういうお店って見ているだけで楽しいわね~♪」と言って楽しんでくれていたので

良かった良かった。

 

子どもたちの競書の課題で、この先に条幅の紙が必要だったので、

紙とかきぞめ筆も欲しいと思っていたのですが、

どれがいいかわからなかったのでそばいにいた男性の店員さんに聞いてみました。

紙は、子どもが使うので厚みのあるもの(子どもはぐりぐり書いて破れるから)、

筆は、コシがある使いやすいものがいい、とこちらの要望を伝えると、

ちゃんとそれに見合ったものをいくつか選んでくれました。

話しているうちに、どなたが使うものですか?

何年生くらいのお子さんですか?

と質問され、それに答えたりしているうちに店員さんが

「関西では、滋賀というところが書道が盛んなんですが、

 私は過去にそちらで営業まわりしておりまして、

 そちらでも、これをオススメしておりました。評判の良い品です。」

というではありませんか。

「え、もしかして滋賀県書道協会ですか?」

と私が言ったら

「え!?どうしてご存じなんですか?!」

と店員さんのほうもびっくり。

かくかくしかじか、この遠方の北関東で、

個人で滋賀県書道協会に入会し、

子どもたちがそれで競書を出す次第で・・・

と話が弾み、

「いやあ、ここ宇都宮で滋賀県の話が出るとは思いもしませんでした。

 私は、その協会さんにも卸に行って**先生にもお会いしていたもんですから」

と。

お互いに何度もびっくりです。

そして「あそこの書初めに出品なさるなら、断然、こちらの筆です」

と一回り大きな筆を持ってきてくれ、

「こちらでしたら50%、割引させていただきます」

とな!

 

清書用の半紙も、「今月はこれが卸値で提供できます」

と千枚の束を持ってきてくださり、

値段を聞けばなんと私が自分ちの近所の文房具屋で見る価格の半額。

条幅用の下敷きも買いましたが、

それは私がアマゾンで価格調査していたのの半額でした。

 

どうやら、私の書道の先生が言っていた

”タイミングが合えば”

というのは

”月替わり提供品”のことらしい。

毎月の売り出し品が変わるとのことで

今月は半紙が卸値、

来月はここの会社の筆、

来月は墨・・・・

などなど卸値の対象が月々変わるらしい。

 

実は一週間ほど前に、書道の先生からこちらを教えてもらった時に、

定休日や紙の値段など詳細を聞きたくて一度電話で問い合わせをしていたんです。

その時に、よろしかったらDMを今後送りましょうか?

と女性の店員さんが対応してくださり、

その数日後には丁寧な手書きのメッセージつきで

「DMの登録をしましたので会員カードを送らせていただきました。

 よろしければぜひお出かけください。」

と郵便を送ってくれていたのです。

こう書くと、さっきの男性の店員さんも含め、たんにみなさんが営業熱心な方たちのように思われてしまいそうですが、

いやいやそういう「売ります!!全力で!!」的な感じはなく、

ただひたすら「ひとりひとりのお客さまに」

と丁寧な感じが伝わる雰囲気で、

それがとっても私はうれしかったのでした。

その、手紙を送ってくださった女性の店員さんとも対面を果たすことができ、

お手紙のお礼を伝えると「ああ!珍しいお名前のかたですよね!」

と記憶してくださっていて「遠くから来てくださってありがとうございます」

と歓迎してくださいました。

 

安いのはもちろんうれしいけど、

最終的には、お店のスタッフに専門知識があって親切で・・・・

そういうことなんだよな、

と感じたのでした。

栃木に遊びに行くと、行った先で親切にされることが多く、

私は「やっぱ栃木はいいな~」といつも思うのです。

I♡栃木!

余談ですが一緒に行っていたH先生はもともとは個人店経営を長いことやってきた人で、

飲食店や、薬局や、ず~~~~っとお客さん相手のご商売をしてきた人。

H先生いわく

「モノを買うんじゃないのよね、

 その人の人柄を買うってことよ」。

ほんと、その通り!

 

大満足な宇都宮仕入れ小旅行でした。

松島堂さん、また行きます♪