イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

お手伝いが仇になり

10日ほど前のこと。

夕飯後に、デザートのリンゴを切ってくれたちゅーたん。

子ども用包丁を使っていたのですが・・・・・

どういうわけか左親指の付け根を、サックリと切ってしまいました。

 

ちゅーたんはあわてて私のところへやってきて、

「わあああああ!」

と。

どーしたの、と本人が押さえている手を見たら、パックリと切り傷。

げっ!

あわてて止血。

手だからけっこう血も出て、

本人も動転しているし、これはまず落ち着いてもらわないと・・・

と思い、「大丈夫だよ。ちょっと切っただけだから」と言って

手を上に持ち上げて止血。

内心では、

「縫うケガだったら困るな・・・・」と焦りつつも。

でも、屋外のケガじゃないし刃物の傷ならまっすぐ切れているはずだからな・・・

などと頭でぐるぐる考える。

しかも、もう夜で、

父ちゃんも私もだいぶお酒を飲んじゃっているし、

病院って言ってもすでに閉まっているし。。。

幸い、5分くらいすると落ち着いてきて、血も止まりました。

とりあえず応急処置をして事なきを得ました。

 

翌日になり、傷から出血もなかったのでほっとして保育園へ。

園の先生にも、昨晩包丁で切ってしまってと事情を話して、

傷口が開くようなときやひどく痛がる時はパート先に電話くださいと言って預けました。

園でも気をつけてみてくれて、テーブル運びのお当番や、

水を使うお手伝いをさけてくれたようで、

どうにかその日は大丈夫。

本人も「痛くないヨ!」といつも通りで一安心。

その後も、傷はだんだんに治っているように見えました。

 

そのまま、1週間近く経過。

もうばんそうこうも必要ない様子だったので

治ってきたんだなという認識で傷のことなど私もすっかり忘れかけていたのです。

で、昨日。

保育園に迎えに行ったら先生が、

「どうも、こないだの切り傷が痛むようなんです。様子を見てください」

と教えてくださいました。

それで、家に帰ってから傷を見せてもらったら・・・・・・

 

げっ!

傷口はふさがってはいるものの、内部が膨れて赤くなっています。

これは・・・・中が化膿してる・・・?

もしかして、切開になるかも・・・・!と直感。

保険証を引っ張り出して、

夕診をやっている皮膚科を探してすぐに連れて行きました。

皮膚科はあまり混んでいずにすぐに診察してもらえ、

お医者さんいわく

「これは、傷口の外だけくっついて、中に分泌物が溜まってる状態」

と。

斜めに切れた傷なので、傷同士が引っ張り合って隙間ができるらしい。

その、ちょっと隙間になっちゃってる箇所に、分泌物が溜まっているんだろうという見立てでした。

「これ、”トラップドア”という現象でね。一番外側の部分だけが、治っているように

 見えてしまう状態。一番奥の部分はけっこう傷も深かったんじゃないかな?

 血がだいぶ出たでしょう。」

とお医者さん。

抗生物質を月曜日まで飲んで、

それでも回復しなかったら、総合病院の形成外科を紹介するから切開術を受けてくださいと言われました。

アー・・・やっぱり切開か。。。

 

切ってしまった時に、タクシーに乗ってでも救急診療に連れていくべきだった、

かわいそうなことをしてしまった・・・・

帰宅する車の中で母ちゃんは後悔。

もし切開になったら、二度痛い思いをさせることになるもんな・・・。

切ったその日に縫うのなら、一回だけ痛い思いすれば済んだのに・・・・。

ごめんねちゅーたん、と言ったら

この子は状況がわかっているのかわかっていないのか

怖がる様子はなく、「これ膨らんでるとこ切ったら悪いのが出てくるんだねきっと」

と他人事のように言っておりました・・・。

 

家に帰ってみると、夕飯の支度そっちのけで病院に行ってしまったにもかかわらず、

長男が夕飯を作ってくれていて大助かり!

毎度毎回感謝。

父ちゃんと長男に傷の状況を話し、

「切った時にすぐに縫ってもらえばよかったよ、かわいそうなことしてしまった」

と言ったら二人とも即座に

「いや、それは違うよ。あの時はそれで大丈夫だったんだから

 終わったことを言ってもしょうがないよ。」

と慰めてくれました。ありがとう。

でも、やっぱり母ちゃんは自分の判断ミスを責めちゃうわ・・・。

 

抗生物質で治ってくれることを願って。

切開になりませんように・・・。