昨日の記事に引き続きます。
日本人は働きすぎだといわれますが、
私も同感です。
ギリギリの人数で余裕なく働いている現場がほとんどで、
熱くらいじゃ気軽に休めない、
自分が行かなきゃ迷惑がかかる、
というようなのが当たり前になっちゃってるんじゃないかと。
そりゃ、自分が裁判官で大事な裁判の当日朝に具合が悪くなったら
「どーすんだー!」となるでしょうし、
もし、舞台を控えた劇団四季の有名俳優が当日に体調不良になったら
「あああああ・・・・・!!!!」
と全員が叫びたくもなるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
そういう人たちはおいといて。
ごくごく一般の、私らのような雇われの人の話。
熱があるのに満員電車に揺られて通勤?
熱があるのに車の運転?
通勤電車で人にうつしたら、そりゃ迷惑ですわな。しかも赤の他人に。
でも、黙ってりゃわかんない。
熱があるのに運転も、当然のことながらキケンです。
私なんぞに置き換えたら、熱があるのに保育園に出勤?
それって、はっきり言って園児にうつるからだめですよね。
私の職場はさすがに体調不良なのに出てこいとは言われませんし、
みなさん「お互い様だから大丈夫だよ!」と言ってくれますが、
以前、別の園で働いたことのある先生はインフルにかかった時に
「マスク2枚して出てきなさい!!」
と言われて出勤したそうです。
お~こわい。
もともとが、ただの風邪くらいで大の大人が休めない、
という土台がそこにあって、
なかなか仕事に穴をあけられないのが現状です。
そこを覆すのは勇気がいるけど、
ここはもう、少しずつ変える必要があるでしょう。
さらには同じ時間帯にみんなが出勤して同じ時間に退勤せずとも
仕事はそれぞれの時間帯でやってもいいわけですから、
なにも満員電車に揺られなくても通勤できるようにすればいい。
会社にいる時間=給料の発生という考え方はやめて、
在宅勤務でもいい、というふうにどんどん変えていくべきでしょう。
今回は実際にそうしている会社が多いようですが、
これを機に、そういう働き方が増えてほしいです。
在宅勤務でいいなら、家に乳幼児がいたって働けますし、
介護の必要な高齢者がいても、留守中のことを心配しなくてすみます。
何より、通勤費も時間も節約できます。
接客業やサービス業、先生などといった仕事は在宅勤務というわけにいきませんし
業種によっては無理なものもあるでしょうが、
そうやって、仕事の選択肢が増えるのはとてもいいことだと思います。
ヨーロッパみたいに、長期夏休みがとれる世の中って、やっぱいいですよね。
そのためにも、少しずつやっぱり変えていきたい、
変わっていってほしいものです。