私が今まで生きてきて、買い物で一番高価だったのは、裏の家。
その次、農業大学校の学費。
父ちゃん、一番高価だった買い物は、多分、今乗っているモビリオ100万円。
その次、平成2年車のダンプ50万円。
買い物以外で考えたら、父ちゃんが今まで一番金をつぎこんだのは「引っ越し」でしょう。
引っ越しのたびに、多額の現金が出て行きましたねえ。
学生時代から行っている美容室で、仲良しの美容師さんと話をしていて、
何に一番金を使っているかという話題になりました。
いつも似たような髪型の私。いたってノーメイク。
そりゃ学生時代にお金があったときはパーマもカラーもやりました。
でも、今じゃだいたい毎回同じ髪型で2カ月に1回カットのみ。3,600円。
全然贅沢もしない。派手な趣味もなし。
夫婦そろって日々、地味に節約したお金で何に使うのかという話になり、
よくよく考えてみたら、やっぱり数年に一度の車輛の買い替えに一番、お金がかかっているんだなと思えました。
現金一括で買おうと思うと、そうなります。
(で、いまだに良いものが出ずに買えずにおりますが(笑))
私個人では、一番お金をかけているのは、「本」。
本そのものは1冊の単価はたいしたことはありませんが、
全部の金額を思うとすごい。
家にある本のシリーズものの金額は、ばかになりません。
こないだの台風のとき、「ああ、これ水没したらすごい損害だな」と思っていました。
本は濡れたら元に戻りませんからね。
あとはやっぱり、放送大学の学費に年間数万円かけてますねえ。
ま、そのためにパートしてるようなもんなので、それは全然かまわないですが。
一括でなくても、よくよく考えたらすごい金額のものってありますよね。
子どもの習い事とか、月謝ですけど、スイミングなんかもなかなかの額です。
でも、やっぱりそれも子どもに体力をつけさせるため、とか、
継続する気持ちを育てるため、とか
教育的要素を考えたら、かけ損ということはなさそうです。
生きてる限り、かかるお金はどうしようもない。
食費だって、ある一定の水準を保つためには、落とせないレベルがある。
でも消費税はあがったけれど、給料は全然あがってないというこの矛盾。
自分が、何を芯にすえて、何にお金をかけるか、
何が無駄で、何が無駄じゃないのか、
自分自身で把握していないと、なんだかむなしいことになりそうだなあ、
と思ったりしたのでした。