イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

テレビに縁がない

先週末のこと。

気が付いたら、テレビの液晶に異変が。

子どもたちは変な色の画面に

「わ~~~~!魔界への扉がひらいた~~~!!」

と大騒ぎ。

テレビと言っても、高萩の義父が何年か前にお下がりでくれた富士通のパソコンFMV。

わが家ではそれでテレビをつけていました。

パソコンの画面なので、普通の液晶テレビなどよりはずっと堅いのですよ。

それなのにヒビ。

一体何で叩いたんだ・・・

 

実は数年前、先代テレビも液晶破損で墓場行き。

そのテレビはこの家に住んでいたひいばあちゃんが置いてってくれたもので、

引っ越してきたときからあったもの。

ひいばあちゃんが自室で見てたテレビなのでインチは小さかったけどちゃんとうつりました。

それの画面を、誰かが割って、一切見られなくなりました・・・。

 

父ちゃんも私も基本的にテレビは見ない人です。

見なくても全然へっちゃらです。

台風のときの情報とか、そういうのには必要だなと思う時もありますが、

その他では必要性を感じません。

結婚して八ヶ岳に行った時は山間すぎて電波が通らず、

ケーブルテレビでの視聴とのことで月々の料金が必要で、

月給16万円で二人で暮らしていて極貧だったのでそんな金あるか!

とテレビは点けなくなりました。

それで、京都に引っ越したあと、

「さすがに京都は都会だしテレビうつるっしょ~」

と繋いだら、京都の長屋にはそもそもの屋外アンテナが存在せず、

観るならアンテナ設置から、という話になり、

またまた引っ越し貧乏でお金がなく、テレビにそんな金かけられるか!

とテレビなし生活。

そんなこんなで私も父ちゃんも、何年もテレビがない生活だったので、

なくても平気なのです。

それで父ちゃんは

「子どもたちがテレビが必要だって言うなら、子どもたちのお年玉を崩して買わせる」

と言いました。

それで、長男を始め全員に、テレビが必要だというなら、きみたちのお金で買うという話になっているんだけど、実際にテレビは要るかい?

とたずねてみました。

すると、

ドラえもんウルトラマンが見られればいい」

「そうだね、結局見ているのってそれだけだよね」

「テレビっていくらするの?」

「リサクル店なら安いんじゃない?」

「でも、買ってもまた壊れるんじゃない?」

などなど活発な意見が交わされ、

ドラえもんウルトラマンも、少し時間が経てばレンタルDVDで見られるね」

「お母さんが学生割引で登録してくれたアマゾンプライムがあるから、

 テレビはなくても別にいい」

「高いお金で買って誰かが壊したら責任問題でケンカになる」

などなど自分たちで結論に近づいて行き、

「家にテレビはなくてもいい」

と全員の意見が一致。

へえ~~~。

ちなみにこの話し合いのあいだ、母ちゃんはテレビの価格についてしか答えてません。

子どもたち、いろいろ考える力があるんだなあ~

と感心して聞いていました。

 

ウルトラマンドラえもんだけ見られれば、という気持ちはやっぱりわかる気もするので、

母ちゃんもそれはどうにかしてあげられるといいな~と思い、

色々調べていたら、通常のパソコンにUSBで差しこんで使う、

ワンセグテレビチューナーという代物が世間にはあるらしい。

いわゆる、アンテナ伸ばして見るものらしいので、

昔のテレビみたいに、映らないときは叩いて・・・映る方角を探して・・・といったレベルのものらしいのですが(笑)

ウルトラマンドラえもんだけならそれでもどうにかなるかな?

 

それにしてもわが家はほんとにテレビに縁がない。

ほんとに、何台あっても壊れる気がして仕方ないです。