保育園での初めての勤務。
いざ行ってみたら
「え、明日からの勤務って聞いてました」
と他の先生に言われ慌てる(笑)
(あとで確認したけど、やっぱり主任先生が勘違いしていたらしい(笑))
そんなわけで、靴箱もなけりゃロッカーもないというところからスタート。
2歳クラスに、朝のうちヘルプで入るも、
人見知りの子に泣かれる(笑)。
そりゃそうだよね。
今月と来月は、夏期体勢のために
人手が不足しているクラスの補助をする予定で、
あちこちのクラスに入るので
いろんな年齢のいろんな子の姿が見られるようです。
かえってそういうのも園の中の様子もよくわかるし、ありがたいですね。
夏期体勢が落ち着いたら、0~1歳児クラスの担当になるそうですが。
園長先生がいらして
「すみません、急遽、年少組さんの先生が足りないので、
今日は年少組さんのお部屋に入っていただけますか」
とのことで昨日は年少さんクラス。
登園からずっとグズグズしている子、
甘えん坊でべったりくっついてくる子、
初めて会う私に興味津々でずっと質問攻めの子、
元気すぎて他の子にちょっかいばかり出している子・・・・
ほんとうに、さまざまで笑えました。
やんちゃで威勢はいいのに、食が細いのか給食が食べきれず、
半べそをかいてる子がいて、
他の先生から私はその子の口に少しご飯を運ぶのを手伝ってあげてほしいと言われて
そばに行って声をかけながらフォークでご飯を口に運んだのですが、
逆に怒ってしまって口を開いてくれませんでした。
でもそのあと、担任の先生が同じことをしたら口をあいてました(笑)
甘えん坊なんだね~新入り先生じゃダメだったんだね~(笑)。
さすがに初日ですから気も疲れたし、
子ども用の小さい椅子に座る機会が多いためにけっこう腰にきました。
どちらも、慣れてしまえば・・・というところでしょう。
疲れはしたけど、やっぱり子どもはいいもんだな、という気持ちの初日でした。
これが、独身のときだったら・・・
はたまた、自分の子をまだ1人か2人くらいしか産んでいない時だったとしたら
とてもじゃないけど仕事として保育の現場に飛び込む勇気は持てなかったと感じます。
よその子のことをここまで“わかりたい”と思えなかったと思うのです。
子どもが増える中で、自分自身がいろんなことを経験し、
いろんな人との出会いの中で、子育て観も変わって行って、
「子どもを見る」という根本的な思いが自分の中で確実に変化していることに気が付いていました。
子どもなんてのはほんとにひとりひとりがそれぞれで、
さらにそれが生きるエネルギーのかたまりなんだな、
と感じられるようになって、
だからこそ、目の前にいる子の心の中を本気で想像してみたい、
そう思えるようになったのだと思います。
現場での経験は当然ながらゼロだけど、
やっぱり、子育ての経験は相当に活きている、
と思えて、
これまで費やしてきた途方もない長さの子育ての時間(まだ全然終わっちゃいないが(笑))について、
自分が何か大きな見えないものに
「ぜんぶオッケーだっぺよ」
と笑顔で受け入れてもらえたような心地がしました。
勇気が要ったけど、踏み出して良かったです。