うちでお世話になっている保育園は、
雨の日以外、夕方お迎えの時間は盛大に園庭遊びをしています。
先日、保育園にお迎えに行ったら、
娘と同じクラスで年齢がひとつ上の子が私のところへ駆け寄ってきて、
「ねえ、**ちゃん(娘の名前)のお母さ~ん、
今日わたし、**ちゃんに手のひらをガリっ!てされたのー」
と苦情申告されました。。。
その前日のこと。
娘が何やら担任の先生からお説教をもらっているところにお迎えに行ってしまい、
なんとなくバツが悪いながらも、遠目でわかったので、
離れた場所から、お説教が終わるのを待っておりました。
待っているあいだ、私の存在に気がついた同じクラスの女の子が私のところへ来て、
事情を説明してくれました。
どうやら、2つ年上(つまり相手は年長さん)の女の子に娘がいじわるをし、
泣かせたので叱られているらしい、ということが判明。
2日連続でそんなことが続いたので、
もしや、これは氷山の一角では・・・?
という気持ちになり、
それとなく担任の先生に園での様子を聞いたところ
「そ~ですねえ、1日に2~3回くらいは、”ちょっとこっちへ来てお話きいてね”
って言っているかも」
と笑いながら教えてくれました。
「新学期の生活に、慣れてきたんでしょうね~」と言ってもらい、
なるほどな、家の姿とおんなじになってきたか・・・とみょうに納得した私。
担任の先生は中堅ベテラン先生なので、色んな面で安心感があります。
もちろん、去年度まで在園していた長男のこともとってもよくわかってくれているので、
「きょうだいでも性格が違うんですよねえ・・・」なんて私が言ったらすごく笑って、
「そうね~、長男くんはほんとうに照れ屋で真面目だったからねえ~」と。
長男は、引っ越しやらお産やらで、結局集団生活デビューしたのは年中の後半で5歳からのこと。
娘は2歳児クラスからスタートしているので、
性格部分を差し引いて比較すると言っても、年少さん時代を比べて考えることはできないなあと思いました。
5歳半ともなると、けっこう分別もついていたし、
善悪の判断もまあまあできるようになっていたので、
友達に対して意地悪する、ということで先生から注意されることはなかったようです。
それにしても娘。
同級生じゃなく、相手がだいたい男子もしくは上級生というところがミソ。
さらに言えば、意地悪をして泣かせた年長さんの子というのが、
長男がかつて泣かされた相手なのです(笑)
当時、長男はその子にいやみだかなんだかを言われ、
相手が女子でしかも年下だったこともありやり返すことができず、
帰宅してからさめざめ泣いた、というエピソードが・・・。
娘よ、いとも簡単に兄貴の仇討を果たしてしまったのか・・・!
もしかして娘はいじめっこなのではないだろうか、
という不安が胸をよぎったのですが、
いや待てよ、あの長男ももしかしたら3歳時代に保育園生活を送っていたら、
意地悪の多少はしたのだろうな、という気がしました。
やってやられて覚えていく年頃ですものね。
昨日、別の先生が娘の帰宅時に
「お母さんあのね、**ちゃんは今日、
お昼の冷やし中華、軽く2人前食べたの!!
おなかパンパンで夕飯食べられないかもしれないよ~(笑)」
と教えてくれました。
きょうだい揃っておかわり番長。
その先生が、
「毎日ほんとうにとっても楽しそうなの、
自信がついたんだねー、
お兄ちゃんがいなくても、あたし大丈夫なの!
っていう感じが、とってもよく伝わるもの」
と言ってくださったので、
先日のことも思い出し、
「悪さでもけっこう目立っていますかー?」
とそれとなくたずねてみたところ、
「いやいや、ぜんぜん! そういうことはないよー」とのこと。
正直、かなりホッとしました。
クラスの女の子と、ものすごく楽しそうに盛り上がって遊んでる姿をたびたび目にする、とその先生は教えてくれました。
女子と男子では、育て方というのは比較のしようがない場面が多々ありますね。
ましてや、上に兄がいるとなると、
どうしても強い気性の妹になる、というのはどこでも同じなようで・・・。
遊ぶ相手も、どうしても兄の友達ばかり、つまり男子ばっかりに囲まれてるという感じになるし、
女子間のまどろっこしいやりとりはこれから学んでいくところなのかもしれません。
ハッキリしていて物怖じしない娘。
江戸っ子みたいな啖呵を切るのも朝飯前。まるで鉄火姉御!
反対に、何事も熟考しないと動けない慎重派長男は
指先は器用ですが、性格は不器用(笑)
やさしさはきょうだいの中ではピカイチです。
同じ親から出て、同じように育てられてもまったく違う・・・
さて、3番目と4番目はどうなるやら。