中3の姪から昨日連絡あり
「受かったー!!」と。
あ~~~良かったねええ!!
姪は志望校選びのときから、
父、母、塾の先生、さらには学校の先生までも、
4者が4様なことを言うために決めきれず、
相当な期間迷っていました。
私もうちの父ちゃんもいろいろ相談にも乗ったけど、
(父ちゃんなんか高校2つも行ってるし!)
姪本人としては最終的に部活が決め手になったらしく、
中学校生活では良い結果を出せず悔いが残ったままのソフトテニスを、
高校でも続けたいということになり、
選択肢の中で、もっともテニスの活発な学校を選んだようです。
今だから書けるのですが実はこの姪、
2月の推薦入試で一度、この高校を落ちてしまいました。
担任を通じて結果を知らされたその日は、泣きながら帰宅したようで、
心配した姉から私に連絡が来て、
話を聞いてやって、と。
そうしたら姪本人からSMSメールが届き
「推薦ダメでしたー。でも、気持ち切り替えてがんばります」と。
3年生の1学期も2学期もオール5のオールAなどというバケモノのようなあり得ない成績を取っていただけに、
誰もが受かると信じていたのです。
まさか落ちるなんてなあ・・・。
メールを読みながら私は思い出していました。
自分が受験生だったときのこと。
実は私も、第一志望を推薦入試で不合格になった経験があります。
勉強はそこそこくらいしかできなかったけれど、
生徒会長もやっていたし、部活でも部長だったし、
素行も悪くないんだから、きっと受かるんじゃないか、
などと私は内心で高をくくっていました。
結果は不合格。
今思えば、推薦だろうが一般だろうが、
やっぱり高校受験は成績のいい者を上からとっていくんでしょうね。
生徒会役員や部長なんて、
きっと、私が受けた学校には山ほどいたはずだと今ならわかります。
そんでもって、高校教師だった私の叔父は不合格のその結果を知り
忙しい合間を縫って私に電話をかけてきてくれ、
「今回は残念だったけど、普通なら1回しか受けられないとこを2回受けられるんだから、一般試験がんばれ」
と励ましてくれました。
短い電話でしたが、両親や学校の先生に言われるよりずっと心に響きました。
私はこのときに、叔父がこういう人なのだな、と初めて知りました。
いざというときに、必ず頼りになる人なんだ、と。
こわもてで、野球部の監督で、体も声も大きいし、
無骨なかんじがして、乗っている車はセルシオだったりして、
一見してちょっとしたやくざみたいな人だったので(笑)。
姪に、私も第一志望を推薦で落ちたことあるよ、
とその日話しました。
叔父が言ってくれたことの話も。
私は思っていました。
私のあの経験がなかったら、
今の姪の気持ちにしんから寄り添うことはできなかったんだな、と。
「今日は落ち込んでいると思うけど、
心配しなくて大丈夫。
推薦の不合格なんて、
おみくじで一発、凶が出たようなもので、
気にするこたあない。
あなたの今日のこの不合格の経験が、いつかこの先の未来で、
誰かのために使えるときがくるよ。
私が今日、あなたのためにこうやって、
20年以上も前の自分の経験を使っているみたいにさ。」
と姪にメールしたら
「ありがとー!!心にしみました、人生の先輩ってかんじ!!
自分を信じてがんばります」
と返信がきました。若さだなあ~~。
そのあと姪はバリバリ勉強して、
休日も図書館へ行ったり、
平日は塾へ行ったり。
そして見事昨日の合格。
ああ、ほんとに良かった。
頑張った頑張った!
お祝いをうんとはずんでやりたい叔母です。