イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

信長×タイムスリップ

信長×タイムスリップ×映画=『本能寺ホテル』!

はからずも信長ネタが続いております。

数週間前に、テレビで放映されてましたね。

録画しておいたものを昨夜、家族で鑑賞。

 

最近、週末夜の映画鑑賞が多いです。楽しいです。

スウィングガールズ』を皮きりに、

ウォーターボーイズ』(懐かしい!)、

ハッピーフライト』と続いて

本能寺ホテル』。

映画って面白いじゃ~ん、

しかも母ちゃん、矢口史靖監督ばっかしじゃーん(笑)。

子どもたちがアニメ以外でも見てくれるのが有り難い。

大人も楽しい。

特に父ちゃんは、何度も書いているとおり、読書は苦手だけど映画は好き。

なんだかんだ、映画が始まるとお酒を持ってテレビの前にやってくる。

意外に内容はなんでもいいらしく、

楽しそうに見ています。

 

 

私は俳優の堤真一氏が昔っから大好きです。

映画『本能寺ホテル』で信長役だった堤氏は、

豪放ながらもちょっと人情派な信長という役どころでした。

声といい、空気感といい、とにかく演技が上手くて好きです。

堤氏が演じると、もう、その役柄そのものの本人にしか見えない。

この10年、私自身がテレビも映画もすっかり疎遠だったので、

堤氏の姿も日野自動車のCMくらいでしか見かけませんでしたけど。

 

話は戻ります。

映画を見ていない人のためにちょっとあらすじを紹介。

京都にやってきた主人公・綾瀬はるかは、

ちょっとレトロなホテルに宿泊。

その名も「本能寺ホテル」。

エレベーターに乗って予約の部屋に向かっていたら、

・・・・着いたらそこは天正10年の6月2日の本能寺!

ややあってトラブルに巻き込まれつつも平成にすぐに戻れたのち、

翌日になって綾瀬はるかは気が付きます。

「もしかして、天正10年の6月1日ってことは・・・・・

 信長が死ぬあの本能寺の変は、今日じゃないの?!」

現代と、天正10年を行き来しながら物語は進みますが、

綾瀬はるかは信長本人とたびたび会って話をしているうちに、

信長本人に、「本能寺の変であなたは謀反によって討たれる」

と伝えるべきかどうか、悩み始めます。

それを伝えてしまったら、歴史が変わっちゃうから・・・

でも、やっと天下統一できるその日がすぐそこなのに・・・死んでしまうの?

さて、信長はどうなっちゃうの。

 

そ~んなお話です。

 

歴史好き長男は予備知識があるために映画を見ながら楽しくてしょうがない様子で、

伝記・漫画もろもろで仕入れた信長雑学を脳みその引き出しからあれこれ引っ張り出し

「これってさ、本能寺の変のとき、最後まで一緒にいた家臣は森蘭丸だったでしょ?」

明智光秀って、謀反のあとすぐに藪の中で殺されるよね」

「秀吉って、”中国大返し”って言ってスーパー速く戻ってくるんだよね」

武田信玄がもし病気で死ななかったら、信長の天下統一も危なかったって言うよね」

「こんぺいとうって、この時代貴重だったじゃん」(これは信長の料理人参照)

などなど、父ちゃんの脳みそを撹乱(笑)。

長男「信長って、どこまでどういう人だったのか、

   今の時代じゃわかんないよね。実際のところ。」

私「そこが、歴史の面白いとこだよね。想像力の世界だからね。」

父ちゃん「・・・・(無言)」

 

一気に見るには夕方からの時間でご飯、お風呂、その他段取りが難しく、

前半は夕飯前まで見て、

お風呂のあとに後半戦を見ることに。

映画は中断してご飯を食べながら

長男「信長ってさ、実はうちのお父さんそっくりじゃねえ?」

これにはお父さん苦笑。

長男「だってさ、すぐ怒鳴るし、機嫌わるいとブチ切れるし」

娘「ほんとだー。さっきのちょんまげの人と似てる~~~」

ちゅーたん「似てる~~~~!」

父ちゃん「・・・・・あんなにひどくないだろ。」

私「似てるよね~~~!!!(便乗。)

  でもさ、”**さんって家康っぽいですよね”って言われるより

  ”信長に似てますよね”っていうほうがずっと良くない?(笑)」

父ちゃん「・・・う~ん。そうかも。家康に似てますねって、それって暗い感じ。」

私「でも、”信長っぽいですね”って部下に言われた上司は、

  褒め言葉なのかその逆なのか、悩むよね。」

父ちゃん「”秀吉に似てますね”ってのは?」

長男「つまり”サルっぽいですね”」

父ちゃん「ははは!!言われたら、ちょっとムカつくかもなぁ」

私「でもさ、相手が歴史好きかどうかでだいぶ、

  言われた言葉のとらえ方が変わるんじゃないの。

  歴史好きの上司が”**さんって秀吉っぽいですよね”って部下に言われたら、

  それって”めっちゃ実力ありますよね”って意味にも感じて喜ぶかも。」

長男「あーそうかも。」

父ちゃん「”信長っぽいですね”ってのは?」

私「”めちゃくちゃ厳しいですけど、カリスマ性ありますよね”みたいな意味で受け取る。」

父ちゃん「う~ん、そうかあ。

     なんかよお、おれ、歴史ぜんぜん興味なくて学生時代ちっとも

     歴史の知識頭に入ってこなかったけど、

     まあ、こうやって映画で見てると面白いよな。

     で、なんで明智光秀って信長を殺すことにしたわけ?」

長男「そ~れ~は~、歴史上でも謎なんです!!」(鼻の穴をふくらませる)

私「父ちゃん、二階に明智光秀の伝記あるから読んでみな。

  こういう気持ちだったんじゃないか、って想像するしかできないけど。

  ちなみに織田信長もあるよ。」

長男「明智光秀読んだら、織田信長も読みたくなるよ。

   武田信玄読んだら、上杉謙信も読むんだよ。ね、お母さん?」

私「そうそう、両方から読まないと、歴史は面白くないよね。」

 

最近すっかり、川魚のマニアックな飼育本や漫画しか読んでいなかった長男ですが、

人とは違い、読んだ本の知識はすっぽり入っていることが分かり、

さらにはやっぱり歴史好きなんだとわかって母ちゃん嬉しかった次第。

本にかけたお金は、とりあえず血肉となっていた、ということですかな。

家族で同じ本を読み、同じ映画を見て話ができる。

楽しいことです。

次はなんの映画がいいかな~。