"名作漫画は教養だ"
という記事が毎日小学生新聞の土曜日に掲載中。
これがとても面白い。
なんで面白いかというと、
私たちのアラフォー世代にドンピシャだからです。
第一回の紹介は『キャプテン翼』でした。
うお~懐かしい!
大空翼~あの髪形。そしてオーバーヘッド~。
まさに私たちの世代。
サッカー少年の憧れの的でした。
「主役級の名脇役たちが勢ぞろい」と記事にもあり、
まさにそのとおりだなあ~
日向小次郎の袖まくりを思い出します。
アニメの主題歌すら歌えるワ。
そんでもって第二回は『スラムダンク』!!
キター!!!
私がもっとも好きな漫画家井上雄彦氏。
スラムダンク抜きで名作漫画は語れないでしょ~。
と思ったら、紹介している記者の人も
「大好きなマンガを紹介する喜びで手が震えます!」
と一文(笑)
わかるよ~、わかるわかる。
「名ゼリフがちりばめられている。それから、圧倒的な画力。」
との記事の一文にも大きくうなずく私。
ほんとにねえ。
私はマンガは大好きですが、
画の乱雑なマンガは読む気がしないのですよね。
井上氏のマンガは、完成度がすごい。
さらにストーリーもまた、脇役が魅力的。
ちなみに私はスリーポイントシューターの三井が好き。
花道の不良仲間の水戸洋平も好き。
いやはや、どんなマンガも映画も、
やっぱ名脇役あってこそだよな、
とひとりごちる。
さて、先週末は第三回で、何がくるのかな~~
と思っていたら、
『タッチ』!!
うわお~
たしかにコレを抜きで名作漫画は語れないかも。
高校時代、野球部のマネージャーだった頃、
女子マネージャー室(部活に関係なく共用だった)に全巻揃っていたタッチ!
誰の持ち物だったか不明ですが、
今でもおそらくあるんじゃないかなあ~。
持ち帰って読んだ思い出。
アニメはもちろん小さい頃に見ていました。
当時大事に持っていた”缶ペン”(懐かしいという声が聞こえそう。缶素材のペンケース。今はみかけないなあ~)もタッチだった!
昭和40~50年生まれで、タッチを知らない人はいないでしょう。
知らなかったら年齢をごまかしているとしか思えません(笑)
紹介文には「セリフが短いぶん、間の取り方の演出がニクイ」
という内容のことが書いてあり、
たしかに!そうなんですね。
タッチはこころ模様を画で魅せる部分が多いと思います。
「私は主役より、ライバルの新田がすきでした」
という別の記者さんからの追記もあり、
おー!新田!!
と懐かしくなりました。
余談ですが私はボクシング部の原田くん(フランケンシュタインみたいな大男)が好きです。(アニメ見ていた当時から原田くん好きだったなあ~どんな幼児だったんだ。)
***
じつはスラムダンクの紹介を読む以前から、
「『るろうに剣心』もいいけど『スラムダンク』抜きで、いい大人になれると思う?!」
という会話が、わが家では繰り広げられていました。
いや、早い話が単に私も父ちゃんも
家にスラムダンクを揃えたいだけということですが(笑)
うちの父ちゃんとの現場の会話の中でもよく、
もう、現場がしんどくて踏ん張れないときに
「ああ、”あきらめたら試合終了”だよな・・・」
などと、よく出る(笑)
家で飲んでいる時も、スラムダンクの名シーンの話題で盛り上がったり。
むしろ、私なんかよりずっとセリフと場面をよく覚えています。
名作漫画として紹介されたことに気をよくした私は、
「よし、買いに行く!!」
と心に決めていざ古本屋へ。
しかしながら、お店にはワイド版はおろか通常版も全巻セットはなく、
諦め。
別のコーナーをうろついていると・・・・
『タッチ ワイド版 全11巻1,000円』
などと投げ売り状態で横倒しになっている代物を発見。
しかもさらに畳みかけるように”本日コミック全品20%OFF”
などという札があちらこちらに・・・・・!!!
これは買うしかない。
800円でタッチが全巻揃うなんてあり得ない!!
状態を見ると、とくに古びている様子もなく、中身も問題なさそう。
躊躇することなくレジへ持って行きました。
びっくりしたのは長男で、
母ちゃんが大量に分厚いマンガ本を買いこんできたんですから、
そりゃもう「えー!!」ですよ。
しかも、前日に小学生新聞で紹介されてたマンガじゃないか!と。
「えーでも野球~?!おれ、ルール知らねえしな~・・・・」
と反応は微妙。
「なんだよー!せっかく買ったんだから読めー!!
タッチを知らずに大人になるなー!!」
と無理やり1巻を持たせると
「ぶひゃーこれ重いっ!!」
と騒いでいました。
ワイド版って、通常版の3冊分くらいの分量なんでしょうかね?
たしかにすごい分厚いし重い。
しかしながら、読み始めたら面白いらしく、
夕飯を食べながら
「あー、オレ達也みたいな性格いいなあ~」
とコメント。
わかるよ~わかるわかる。
「あ~でもオレ、キャプテンの黒木くん好きだなあ~」
でたー!!小暮くんと同じ真面目キャラじゃないか!!
父ちゃんもコッソリと読み始め、
気が付いたら保育園児3人がままごと遊びに没頭しているあいだ、
大人2人+長男で黙々とタッチ。(笑)
長男に至ってはご飯食べてすぐタッチ。
お風呂から出て寝るまでタッチ。
「あの凝り性め、マンガ中毒じゃねえか」
と父ちゃん。
「いやいや父ちゃん、マンガだって立派な読書だよ。ゲームよりずっとためになるって!」
と諌める私。
だって「読め!」って言って買ってきたの母ちゃんだよ(笑)
今年の夏休みに、『銀の匙』という映画のDVDを借りて長男と見たのですが、
それも原作はコミックなんですよね。
今も連載中らしいですが。
それも欲しいな~、と父ちゃんに言ったら
「買ってもいいよ」ですって!!
こんなにマンガばかり買い与える親もいないでしょうけどねえ(笑)。
しかも、マンガばっかり読んでいても注意されない家庭。
でも、行ったことないけど京都のど真ん中には
「京都国際マンガミュージアム」なる施設がありましたっけ。
名作漫画は教養です!!
ああ、うちの子どもたちよ、良質なマンガをインストールして大人になってくれ!!