イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

ジューギーズ

♪ガンガン バンバンかんばる~

ジューキーズ~~工事中!!♪

という歌が脳裏をかすめる、

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抜根整地&移植&竹垣設置の依頼。

軽そうに見えるこのツバキ。

実は重さ60kg。

抜根のために借りてきた重機ですが、

移植にも活躍しました~。

 

重機はうちにはないので、

リース会社からレンタル。

「乗りたい!!」

と私が言ったら、このあと少し乗らせてくれました。

「俺のこと殺すなよな」

ですって。

日々不満はあるけど殺意はないよ。

 

一昨日から、竹垣の設置の穴掘りばっかり。

ひたすら手作業で穴掘り。

ただの穴じゃござんせん。

深さ70cmの穴掘り。

70cmってすごいですよ。

柄が2本ある、ダブルスコップというやつで、

2本の柄を揃えて持ち、

スコップ部分を地面に垂直につき刺すようにし、

挟んで土をかきだしていきます。

地味です。

永遠に終わらないかと思うくらいに。

そしてこのスコップが重いのなんの・・・・・。

ほとんど筋トレです。

「こんな仕事、中谷美紀はやってくれないだろうね」

と私がつぶやいたら、

「んだな。おっかなくて頼めねえな。」

ですって。

 

午後になり、父ちゃんが突然

「なあ、この重機回送してきてくんねえ?」

と。

写真のパワーショベルを、

リース屋さんに返して料金も清算してこいとの指令。

パワーショベルは公道を走れませんから、

つまりはオンボロのわが家の2tダンプに積んで行けというのです。

「2t車に乗る重さだから、過積載じゃない。」

とは言うけれど、

実際にダンプの荷台に積んだそれは

高さはすでにダンプの運転席の天井よりもだいぶ高く、

長さも、アームがほんのすこしはみ出ます。

何より、ハンパじゃなく重い!

「過積載じゃなくても、これ、高さは大丈夫なの?!」

と聞くと、

「信号機の高さより低ければ、違反じゃない」

との返答。

持っていた長尺で測ってもみましたが、

高さも長さも制限的には問題ないとわかりました。

「ただし、右折、左折のときに急ハンドル切ったら、

 重機ごと倒れて自分も死ぬぞ。

 あと、当たり前だけど重さがすげえから急ブレーキもだめ。

 発進も、重てえから2速でフカして、がんばって出ろよ。」

「・・・・。」

「あ、忘れてた。返却する前に、スタンドで重機のほうに軽油満タン入れて。

 満タン返しだから。」

「!!」

 

いざ、15時のお茶が終わって駅西口武家屋敷付近を出発。

ちなみにこのエリアは一方通行が続くほどの狭い道。

低い電線がないか(特に電話線)、

ドキドキひやひやです。

電線切ったら、弁償はべらぼうな金額ですから・・・。

 

とにかく、

国道に出ても、トロトロ、トロトロ、

40kmで走り続ける亀の様なダンプトラック。

幸い、15時という中途半端な時間だったため通りは車の台数も少なく、

後続車がほとんどいなくてラッキー!

50km制限の道で、40km以下で運転してるんですから、

ほとんど嫌がらせですよね(笑)

でも、安全のためには仕方ない。

 

普通車で走る時の倍以上の時間をかけて

やっとの思いでリース屋付近にあるガソリンスタンドまで到着。

あー。

重機の給油ってどうやるんだべー。

「すみませ~ん、この車じゃなくて、上に載せてるほうに給油したいんだけど~。」

と、セルフスタンドで声をかけたら、

アルバイトの若い男の子が走ってきてくれて、

「了解っす!!」

と。

おお、この際、他力本願だ!

満タンで~。

とお願いしたら、

「めっちゃ満タンっすか? だいたい満タンっすか?」

と質問され(笑)

「任せるよ(笑)

 満タンにしないとリース屋に返せないんだってさ~」

と返答したら

「おっけーっす!」

と元気な返事。

「ちなみにこういうの(重機のこと)って、一日いくらくらいするんスか?」

「う~ん、まだ清算してないからわかんないけど、1万円~2万円のあいだじゃないの?」

「へえ~~」

男子ってのは、年齢に関係なく重機が好きなのねー。

若いアルバイトくんの笑顔にチビ太の顔が重なります。

 

セルフスタンドなのに、

ご丁寧に釣銭機まで走って行ってくれ、

お釣りまで持ってきてくれました。

「あざーす!!(ありがとうございます)」

と元気に頭を下げられ、

「ど~も~!」

とお礼を言って、

いざまた出発。

ゴールは目前。

 

リース屋に着いたら、

今度はおじさまにお出迎えされ、

いよいよ重機の降車。

さすがにこれは私も自信がないので

「おじさん、悪いけどやってくれますよね?」

と重機のカギを渡す(笑)

所定の場所までダンプを後退させてくださいと言われたので

それはさすがに私がやり、

その後、おじさんが重機を降ろしてくれました~。

さすがは慣れてる!

(後で父ちゃんに聞いたらこの人は所長だった。

 本人に向かって、おじさんって何回も言っちゃった(笑))

重機がダンプから降り切るとき、

ダンプの車体がふわりと上がるのがよくわかりました。

やっぱり相当重かったんだなー。

 

 

清算も済んで、すっかり軽くなったダンプに乗り直すと、

自分の作業着の中が冷や汗ですっかり湿っていることに気がつきました。

脇の下が冷たいよ~~!(笑)

夢中で運転してきたんだなー。

と達成感混じりに腕時計を見ると、

なんと4:15じゃありませんか!!

延長保育になっちゃうよ!!!

重機を無事に返すことだけに集中しすぎて、

時が経つのを忘れてた!!

 

自宅で車を乗り換えているヒマはない、

と判断し、

ダンプのまま保育園駐車場へ~。

ダンプで迎えに来た母ちゃんに子どもたち大喜び(笑)

ちゅーたんなんか、

荷台に園リュックを放り投げて、

せっせと助手席へよじのぼりました。

「ほいくえんの畑でアタシがとったハクサイも、うしろにのせていい?」

と娘。

もちろんいいよ~~~。

ああ、リース屋に行く前にお迎えに来られたらパワーショベルによじのぼらせてあげられたのにな、とちょっと思う母(笑)

チビ太なんか大喜びだっただろうに。

 

 

帰宅した父ちゃんに、無事に返せた旨報告すると、

「重機の回送って、レンタル時に頼むと2万円くらいするんだよなー。

 高ぇんだよ。」

ですって!!!!

あれって、2万円の仕事だったの?!

 

ほとんど、スーパー派遣社員なワタシです。