イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

ミラクル

昨晩、高萩から電話がかかってきました。

私も父ちゃんもとっさに

ドキーッ。

 

ドキドキしながら父ちゃんが受話器を取ると、

「おかげさまで退院できた」

とお母さん本人からの声!

 

うわお~~!

ミラクルーーー!!

 

父ちゃんがひとしきり話したあと私と電話を代わりました。

「おかーさん! 退院できたの?!よかったよ~~ 苦しくないの?」

「ありがとー。退院できたよー。咳は出るけど、だいぶ普通になったよ。」

「すごいねーおかーさんと、こうやって電話できるなんて、思わなかったよぉぉ」

「ほんとだね~。あたしも自分でてっきり、死ぬと思ってたよ~(笑)」

「誰だって思ってたよ~~(笑)不死鳥だね!!

 ああ、ほんと、あっちの世界にいかなくてよかった~。

 まだこっちの世界にいてよお母さん。」

「あいよー。もうちっとがんばるよ~。」

「急いであっちにいかなくてもいいんだからさ~。」

「ほんとだね~(笑) お父さんなんか、もうてっきりダメだって思って、写真まで選らんじゃってさあ~(笑)」

「えー?!! ひどいよねー(笑)それは気が早すぎでしょー!!」

電話越しに二人で爆笑。

死ななかったからこそ、ネタになるってもんです。

笑ったら涙があふれてきてしまい、

声が詰まったら電話の向こうのお母さんも涙声になりました。

「お母さん、また会うときまで、ふんばっててねー。お大事にねー」

「あいよ~ ありがと~」

 

子どもたちも代わる代わる話をして、

家族を一周したあと電話を切りました。

 

ああ、生きてるだけでいい。

生きてくれてるだけで。

ほんとにそう思った夜でした。