イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

お別れ遠足

長男、お別れ遠足であの、キッザニア東京へ行ってきました!

それも、園児32人に引率の先生5人で、

なんと電車で豊洲!!

最寄り駅集合、解散。

先生方、本当におつかれさまでした・・・頭が下がります!!

 

長男、準備のだんかいで

「おやつ200円程度」で長男らしさを発揮。

これは100円、これは50円・・・

お店のおやつのコーナーで迷いに迷う長男。

これだったら、みんなと交換できるかも、

とようやく選んできたのが、吊り下げ状に入ったチロルチョコ100円(10個入りなんだね)。

あと150円買えるよ、との私の言葉に、

さらに迷う長男。

手にとっては戻し、戻しては手にとり・・・・

を繰り返して、20分はおやつコーナーにいたでしょうか・・・

付き合う妹は「もう決めてよ~」とブーイング。

娘は、常に即決の人種でして、

だいたい、パッケージがピンク色であればいいらしいです。

物事にあまりこだわりがなく、

すごいサッパリした性格です。

いろんな面で父ちゃんに似てる気がする(笑)

 

ふだん、チョコレートを買ってもらえないわが家。

長男にとっては、どれでもいいよの200円はきっとすごいスペシャルな時間なんですよね。

ようやく3個選んでお会計。

準備段階からそんな経緯がありました。

 

さて、キッザニアという施設は私はまったく知識もなく、

東京ディズニーランドすら連れていく気のない私たち夫婦の子なので、

長男はテーマパークのような場所はほとほと縁がありません。

かろうじて鉄道系の博物館はいくつか家族でも行ったことがありますが、

体験型テーマパークとなれば、長男にとっては人生初!!

おそらく、今後も連れて行ってやることはないだろう・・・、ということで、

「家族ではたぶん絶対行かない場所だから、いっぱい楽しんでおいで!!」

と送り出しました。

 

長男は、保育園で事前にやりたいブースの目星をつけていたときは

クロネコヤマトのお仕事体験、と決めていたようですが、

現地に行ったら長蛇の列。

どうやら、体験するとおみやげにクロネコのトラックのミニカーがもらえるらしくて、

けっこうみんなそれが目当てだったみたい、とのこと。

クロネコのトラックはおれは3種類全部家にあるし(母ちゃんの貯めたポイントのたまものだ!!)、

べつにいいや~って諦めたんだ、と長男。

それで、なんの仕事にしたの?と聞いたら

「商店街のハンコ屋。いちばん空いてたんだよ」。

なんだかチョイスといい、判断といい、長男らしさにほっこりしてしまいました。

お仕事は、2つ3つとこなしてきた子もいたそうですが、

長男はハンコ屋のみ。

せっかく行ったのにもったいなかったのかな?なんていう余計なお世話も私の胸をよぎりましたが、

自分の文字で自分の名前を書いて、それをもとにハンコが作れたんだそうで、

見せてもらったら、うす緑色の素敵なスティックに

今しか書けない長男のかわいいひらがなで自分の名前が書かれていました。

とってもステキなハンコ♪

きちんとケースまでついていて、

ほんとに通帳に使えそう(笑)

 

これすごくいいねー!!と言ったら、ニコニコ笑ってとってもうれしそうに「自分のだいじなもの箱」の中に納めていました。

ああ、この人はこういう、ていねいな性格の人だったんだよね!

私みたいにせっかちなケチ根性の人ではなかった・・・!と(笑)。

ひとつしかしなかったの?だなんて冗談でも言わなくてよかった、としみじみ思ったのでした。

 

持ち帰ったパンフレットのマップを広げて説明してくれる長男。

消防署のブースはほんとうに燃えているみたいで、

おれはほんとにびびったんだよ、と(笑)

あと、お化粧してくれるコーナーは女の子ばっかりだったな、とか。

「あなたも並べばよかったのに」と私が言ったら「うへえ!!」と飛びあがっていました(笑)

でも、いちばん印象深かったのは、

ほんとにキッザニアのお金がちゃんとしていて、

それを出し入れするATMがあって、

キャッシュカードまで作れてさらに自分でATMを操作していい、

ということがいちばん衝撃的で素晴らしいと思ったんだそうです(^^)

「おかあ(最近、お母さんの”さん”がなくなった!)がいつも郵便局でやってるみたいなさ、

 あれ、子どもがいじって良かったんだよ!!!」

とめっちゃ興奮しながら話してくれた長男。

たしかにねー、きみはすごく小さいころから、

ATMに連れて行くと、「押したい~押したい~!!!」

と傍らで騒いでいたっけ。

夢がかなってよかったねえ。

 

人生初のキャッシュカードも「だいじなもの箱」にしまい、

ハンコとともにしまっては出して眺め、またしまって・・・と繰り返していました。

うれしかったんだねえ~。

 

翌日になって、保育園に朝送って行ったときに、

引率してくださった先生と会い、昨日はお世話になりましたー!と話していたら、

「**くん1つしかできなかったんですよね、

 ほかの先生からも、ここもあいてるみたいよ、

 あそこはどうかな、といろいろすすめられてたんですけど、

 自分の心の中に決めた感覚があったみたいで、

 ずっと首を横にふってたんですよ」

ということでした。

なるほどなー。

おやつで20分悩む長男だもの、

こだわっちゃうんだよね、何事も(笑)

 

昨日、家に持ち帰ったハンコを、宝物箱に納めて、まだ出してながめ、

またしまって・・・とうれしそうにしていたんですよー、

とっても満足していたみたいです、

と先生に話したら、

「そうなんですかー!楽しめたんですね、よかったあ!」

と先生もうれしそうにしてくださり、

朝からあったかい気持ちになりました。

 

うれしい、とか、たのしい、とかは、

自分の感覚の世界のことなんだよね。

親ももちろん、他人のものさしでははかれないんだよなあ~

と、長男の姿にあらためて感じたのでした♪