イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

火の鳥文庫

こないだの筆耕の手間賃が手に入った~♪

と喜んでいたら、父ちゃんが

「おう、それでプリンター買おうぜ」

と・・・・・

うちのプリンター、調子が悪かったんですよ。

最初から、私の手間賃狙っていたんでしょう・・・!!

こんにゃろ~

 

その話を聞いていた長男は、

「おかーさんが頑張って稼いだお金なんだから、かわいそうだよ!!」

となんとお父ちゃんに抗議!

長男えらいぞ!! ありがとう!!

と思って見守っていたら、父ちゃん

「おれだって、毎日頑張って稼いでるじゃねえか。おんなじおんなじ」

と軽くかわしていきました・・・・

なんというやつ。

 

プリンターは結局、

「恩に着せてやる!!」

と言いながら買いました。

 

さて、手間賃の残り。

とっとくことも考えました。

もちろん、そのほうが絶対にいいんだけど、

でも、私には欲しいものがありました。

火の鳥文庫』!!

NP講座のファシリテーターの方が絶賛イチオシしていた伝記シリーズ。

 

数冊は地元の古本屋で見つけてすでに買ったりしていました。

大人のほうが夢中になり、

長男と競って読むようになってしまった私(笑)

私、子ども時代から本はすきだったけれど、

思い返してみると、伝記って実は読みあさっていなかったのです。

竜馬がゆく」は長男が出産予定日を過ぎても(10日超過!)ぜんぜん生まれてこなかったため、

ヒマすぎて全巻読破。

燃えよ剣」「太閤記」などは二十歳前後の頃に読みました。

日本史と歴史小説はすきでも、

実際に伝記というものは読んでいなかったのですね。

火の鳥文庫は児童書と言えども侮れず。

作家がけっこう一流なので、

内容が面白いんであります。

一休はなんと武者小路実篤

徳川家康松本清張といった具合。

 

先日、姉の住んでいる地域の古本屋で、持っていないタイトルを大量に発見!

見ると、1冊が108円のものから300円のものまで、割と値段がさまざま。

数えてみると、26冊ありました。

どうすべか。

欲しい。

でも・・・残り少ないあの手間賃、ほんとになくなるなあ~。

・・・迷ったあげく、その日は引き上げることにしました。

一週間迷って、

やっぱり欲しかったので、

持っていなかった26冊、すべて買いました!!!

 お値段6890円。

 

カウンターの人に、

「あの~、これだけの冊数買うんだし、オマケしてくれないかなあ?」

と聞いてみました。

すると、「チェーン店なのでそれはちょっと・・・」

と断られてしまいました。

当たり前だ!(笑)

「そうだよね~ ごめんね~」

と笑って流すオバチャン主婦35歳。

 

 

帰宅して、本棚がないことに気が付き、

収まりの良さそうなダンボールを見つけてきて、

簡易本棚を作りました。

 

f:id:sumire-chan:20161118111903j:plain

じゃ~ん!

ちなみに、この本は文庫なんです。

 

帰宅した長男に、

「ねえねえ、二階上がったところに、

 あなたが喜びそうなものがあるよ」

と言ったらいそいで階段を駆け上がって行き

二階から

「おー!!!!」

とうれしそうな歓声が聞こえてきました。

 

母ちゃん、その歓声を聞けて、6890円払った甲斐あったよ~!!!

ちなみに、適当におさめてあった本を、シリーズ番号順に並べ替えた長男。

性格がわかるってもんですね。

そのあと、

「これ、お母さんのあのお金で買ったの?」

と長男。

そうだよ、と答えたら

「お金なくなっちゃったね・・・」

と心配してくれました。

 

「学校でやなことあっても、

 お母さんに怒られても、

 本読んでいるときは、本の中に入れるんだよ。

 本の世界は、誰にも邪魔されないから。

 本、たくさん読みなさいね」

長男にそう言ったら、

うれしそうにうなずいてくれました。

お金は、あるなしは大事じゃなく、

どう使うかが一番大事なんだと思った瞬間でした。