イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

低学年大会でした

昨日は低学年大会でした。

ただでさえルールも怪しい低学年ですから(笑)

予想外の試合が展開されると思っていたら、

思ったよりずっと野球で。

すごい緊張感の中での試合展開となりました。

 

イーグルスはなんとランニングホームラン4本!!

でも、後半に相手にがんがん打たれてしまい結果は12対6で敗退。

途中まではほんとにがんばったのですが。

まだまだここからが新チームのスタートだよ♪

 

試合に出してもらえた2年生チビ太!

 

ちゅーたん、1番ショートで出場。

副キャプテンということで、前日から大張り切り。

当日も、誰よりもグラウンドで声が出ていてほんとによく頑張ってたんですよ。

先頭バッターとしてちゃんと毎回出塁、そしてしっかり生還!

走塁も、まるで姉のような巧さで、みんな感心していたんです。

 

事件は3回裏の守備。

ノーアウトランナー2・3塁、相手バッターは大柄な主将という場面。

ここで外野を抜かれたら2点覚悟!!!という大ピンチのときに、

大きく大きくあがったフライがちゅーたんのところへ飛んできました。

捕れる!とみんなが確信したフライが、なんとちゅーたんの帽子に当たりコロコロと外野へ・・・・・

この痛恨のミスで2点。

するとちゅーたん、そこでブレーカーが落ちた。

その回の守備が終わったら、そのまま脱走してしまったのです。。。

 

本人にとっては、今世紀最大のミスに感じられたのでしょうね。

カッコ悪すぎて、もう消えていなくなりたい気分だったのかもしれません。

なんとか母ちゃん捕まえて説得。

「野球は一人でやってるんじゃない、そのあと、ちゃんとみんなカバーしてくれたでしょ、気にしなくていい」

そう言っても、号泣するちゅーたんには母の言葉が届きません。

低学年担当のSコーチが来てくれて、一生懸命やってのミスなんだから気にしなくていいんだよ、次がんばろう!となだめてくれるも、

やっぱり立ち直れず。

結局そのまま打席も回ってきてしまい、とてもベンチに戻れる状態でなく、

代打を出すことに。

一度下がってしまったら出られませんから、ショートも別の子が入るしかないので、

守備は大幅にチェンジ・・・。

 

「ミスなんて、誰も覚えてない。だけど、こうやって守備まで変更して、チームに迷惑かけていることが問題でしょう?!」

母はだんだんちゅーたんの情けなさに怒りが込み上げてきました。

朝早くから弁当作って準備して、エラー1個でこのザマかい。

エラーなんてどうでもいい、あんたのその態度が気に入らない!!!

と。。。

そしてそんなこんなちゅーたんとやり取りしている間に攻守交代。

そして打席にはチビ太。

快音とともにチビ太が走っていく姿が見えます。

「つっこめーーーーー!!!!!!」

というみんなの大声援。

なんとランニングホームラン!!!!

「あんたのかわりに、弟が頑張ってるよ・・・・。野球って、こうやってやるものなんじゃない?みんなで守って、みんなで点を取るんじゃん。」

 

結局気持ちの切り替えができずちゅーたんは試合終了までベンチに戻ることができませんでした。

そのあとも、歩いて帰る、野球もやめる!!などと意地を張りチームに迷惑をかけ続け、

車で50分もかかるんだから歩いて帰れないよとどうにかこうにか説得され、

ホームグラウンドの校庭に戻ってきたら「家に帰る!」と。

 

歩いて帰ろうとしているところにさきほどのSコーチ。

ママが出るよりここは俺にまかせて、と二人きりでちょっと話してくれて。

話の内容はわからなかったのですが、

どうやら大事なことを優しく諭してくれたらしい。

そして「今日はもうみんなに会いたくない気持ちのほうが強いだろうから、午後は家で過ごしてもいいよ。明日は来てね」と。

 

母はちゅーたんの身勝手にまだ怒っていたので、歩いて帰れ、と思い鍵を手渡しに・・・

すると鍵を受け取りながらちゅーたん、

「お母さん、ごめんなさい・・・」と謝ってくれました。

 

***

昼過ぎに私が家へ戻ると、ちゅーたんはすでにユニフォームは脱いでいたものの、

庭で一人黙々と練習していました。

どうしてあんなことしちゃったんだろう、あんなことしなければよかった、

と、20分かけて歩いて帰宅しながらものすごく大きな後悔を感じたそうです。

見栄坊のちゅーたんには、自分のすべてが許せなかったんですね。

 

二人でジュースを1本分け合いながらyoutubeで二人でプロ野球珍プレー好プレーを見ました。

プロでもアホみたいな失敗するんだよ、と言いながら。

二塁審をショートと間違えて送球する選手、

ゴロなのに大暴投でファーストが捕れない、とかね。

ちゅーたん、笑ってました。

完璧な人間なんていないんだよ。

 

チビ太は、大号泣で大抵抗の兄ちゅーたんの姿に自分を重ねて、

「おれもあんなふうに人に迷惑かけてるんだな・・・」

と痛感したそうな。

「おれはもう、ああいうのはやめよう」と思ったとも話してくれました。

 

子どもは、思った以上に多くを感じて、たくさんのことを受け取ってるんですね。

どれもこれも、家にいては経験できないことばかり。

失敗が、きみを大きくするんだよね。

頑張れ、息子たち!!!