座って過ごすことが多いこの数週間。
これまで、ドラマや映画鑑賞から遠ざかってましたが、
そういえば子どもたちがアニメ見てるのはアマゾンプライムじゃん?
え、アマゾンプライムは映画も無料?!!と気が付いた。
それで母ちゃんは
『きのう何食べた?』というドラマをアマゾンプライムで見つけ不意に見たらその面白さにハマり、
特別編、さらに去年公開だった映画すらコンプリートしてしまった!
すべて観ちゃったら、なんかロスになった(笑)
見ると気持ちがあたたかくなる、とてもいい作品です。
見たことない人に説明しますと『きのう何食べた?』は、
男性同士のパートナーの笑いあり涙ありの日常を、
おいしいご飯とともに描いたドラマです。
美容師のケンジと、弁護士の史朗のアラフォーライフの物語なんですけれどね、
メタボや薄毛に悩んだり、
高齢の両親の病気の世話があったり、
子を持つことができないがゆえの将来への心配、
いつまでたっても職場にカミングアウトできない史朗の現実や、
堂々とカミングアウトしてキャーキャー乙女をふりまきながら暮らしてるケンジの日々、
そんなものを織り交ぜつつ進んでいきます。
料理が趣味の史朗が毎回ほんとうにおいしそうな料理を作って、
ケンジといっしょに食卓を囲むんですけれどね、
これがちょっとした料理番組に匹敵するくらい、手順まで丁寧に映されてます。
これね、見てたら娘がやっぱりハマって。
男性同士のパートナーとなると、子どもが見るのどうなの?というご意見も世間にはおありかと思いますけれど、
全然、この作品はむしろ、10代の子にはぜひ見てほしいくらい。
娘は最近料理に目覚めたので、料理のシーンも面白いらしい。
そんで娘が作品を見ながら、
「ケンジはいつもやさしいね」って。
「誰が誰と結婚してもOKな世の中になるといいのにね」って。
学校から帰ってきてアイス食べながらちょびっと一緒に見てた長男が
「人に迷惑かけてないんだもん、同性婚も法律でもOKにすればいいのに」と。
まさにこれですよね。
これが本質ですよ。
子どものほうが大人よりずっとずっと、ものごとをよく理解してる。
この作品を見てると、たとえば他人に対して
「ゲイっぽいよね」とか「あれって同性愛者じゃない?」などという心無い言葉が、
どのくらい人を傷つけるかが想像できます。
時代は、古くて頭の堅い大人たちを説得する体制より、
この、柔軟な若い世代への積極的な働きかけが世の中を動かすかも、
と母ちゃんは実感として思ったのでした。
そんなこんなで『きのう何食べた?』おすすめです。
ぜひ見てみてください。