イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

筆を新調

約20年ぶりに筆を新調しました。

そもそも20年も使えてたことがすごいね。

広島県にある熊野筆の伝統工芸品。

去年あたりから少々割れるなと感じてはいたものの、

まだまだ大丈夫とだましだまし使っていて、

ついに、大事なポイントで割れが入るように。

昇段試験でこれじゃまずいと新調を決意。

 

しかし、筆ってのもやっぱり書き心地が気になるもので、

試し書きなしで購入するのは気が引ける。

一般的にはイタチの毛が入っているものが最も質のいい筆とされているけど、

私はイタチはちょっと硬い感じがして羊毛のほうが好き。

宇都宮の問屋まで行って試し書きしてから買おうかとか色々悩んでいたけど、

ここはもう、今使ってるのと同じものを1本買おう・・・!と。

そんならハズレってことはないだろうし。

・・・しかし、20年前のものがあるのかな?

ダメなら似たものを提案してもらおう、

とダメで元々、製造元をネットで調べて電話してみると・・・・・

半日ほどお時間くださいと言われたのち返答あり、

同じものは在庫6本だけあると!

いやあ、ありがたい。探してくれたんだね。

 

20年も丈夫で使えた感謝を電話で伝えると、大変喜んでくださいました。

いやいや、こちらこそありがとうです。

 

チビ太の学校からの呼び出しの合間に仕上げた昇段試験。

新しい筆は、思ったところにちゃんとついてくる。

今まで、自分の技術が足りないせいでできない表現があるものと思っていたけど、

筆を替えたら質が上がった!!

やっぱり道具も大事だな。